バスケ男子日本代表、パリ2024出場枠を獲得…カーボベルデを下しアジア最上位に|FIBAワールドカップ2023

執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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Keisei Tominaga
写真: 2023 Getty Images

バスケ男子日本代表・AKATSUKI JAPANは9月2日、FIBAバスケットボールワールドカップの順位決定戦でカーボベルデ代表と対戦。日本が80-71で今大会3勝目を挙げて、パリ2024出場枠を獲得した。

フィリピン、日本、インドネシアの3カ国共催で行われるFIBAバスケットボールワールドカップ2023は9月2日、17位-32位決定戦を実施。グループOの男子日本代表・AKATSUKI JAPANは沖縄県沖縄市の沖縄アリーナでカーボベルデ代表と対戦した。

世界ランキングでは36位の日本に対し、カーボベルデは64位。日本は勝利すればパリ2024出場枠獲得が決まるという中、河村勇輝、比江島慎、渡邊雄太、馬場雄大、ジョシュ・ホーキンソンをスターティング5に起用した。

第1クォーター(Q)序盤は渡邊がダンクからのエンドワンで3点を奪うなど、日本がペースを握る。しかしそこから得点が止まり、カーボベルデが反撃。着実にインサイドから2点を重ね、11-17まで点差を広げられた。しかし終盤に富永啓生が3Pシュートを沈め、17-19まで追い上げる。カーボベルデのラストプレーも守りきり、2点差で第1Qを終えた。

早く追いつきたい日本は第2Qに入り、ホーキンソンの連続得点で20-19と逆転に成功。試合の流れを奪った日本はホーキンソン、河村勇輝の3Pシュートでさらにリードを広げる。続けて富永は第2Qだけで3本連続で3Pシュートを成功、河村も連続で得点を決めて、一気にカーボベルデを突き放した。富永、河村の両名はここまですべてのシュートを成功させる活躍。50-37と点差を広げて前半を折り返した。

後半も日本の勢いは衰えず。富樫勇樹や富永が3Pシュートが沈めて、第3Qには得点差を一時20点まで広げた。勝負の第4Qはこれまでの展開とは打って変わり、カーボベルデが試合を支配。日本のシュートがことごとく決まらず、カーボベルデは13点を連取し、一気に点差は5点まで縮まった。さらに74-71と3点差まで追い詰められたが、ここでホーキンソンが日本を救う活躍。レイアップやフリースロー、最後には3Pシュートを連続で決めて日本を牽引し、80-71で試合終了のブザーが鳴った。

今大会で3勝目を挙げ、日本の選手は喜びを爆発させた。これで日本は出場しているアジアのチームの中で最上位となることが確定。モントリオール1976以来となる、自力でのオリンピック出場枠獲得を果たした。

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▼大会日程

  • 8月25日-8月30日 1次ラウンド
  • 8月31日-9月3日 2次ラウンド、17-32位決定戦
  • 9月5日 準々決勝
  • 9月6日 準々決勝
  • 9月7日 5-8位決定戦
  • 9月8日 準決勝
  • 9月9日 5-6位決定戦、7-8位決定戦
  • 9月10日 決勝

▼日本の試合日程

1次ラウンド(グループE)

  • 8月25日21:10 vs.ドイツ(81−63)
  • 8月27日21:10 vs.フィンランド(98−88)
  • 8月29日20:10 vs.オーストラリア(89−109)

順位決定戦(グループO)

  • 8月31日20:10 vs.ベネズエラ(86−77)
  • 9月2日20:10 vs.カーボベルデ(80−71)

▼FIBAバスケットボールワールドカップ2023 日本代表

※所属は2023年8月21日現在

※ポジション=PG-ポイントガード、SG-シューティングガード、SF-スモールフォワード、PF-パワーフォワード、C-センター