AKATSUKI JAPAN、女王アメリカに敗戦/パリ2024バスケ女子予選ラウンド第1戦
Tokyo2020女子5人制バスケットボールで日本史上初となるオリンピック銀メダルを獲得したバスケ女子日本代表のAKATSUKI JAPANは、現在開催中のパリ2024において現地時間7月29日、スタッド・ピエール・モーロワにて行われた予選ラウンド第1戦でアメリカ合衆国代表と対戦した。
東京2020ファイナルマッチで相見えた両チームが、パリ2024幕開けの初戦で再び激突するという運命的な対戦カード。
恩塚亨女子日本代表ヘッドコーチは、キャプテンの林咲希をはじめ、山本麻衣、宮崎早織、馬瓜エブリンとステファニー姉妹の5名をスターティングメンバーとしてコートに送り込んだ。
第1クォーター(Q)、先制ゴールを決めたアメリカに対し、日本は固いディフェンスと、スリーポイントシュートエリアからの攻撃でプレッシャーを与える。山本と赤穂ひまわりが3ポイントを決めるも、シュートチャンスでゴールに嫌われる日本は、じりじりと女王アメリカにリードを広げられ、15−22の7点差で最初のQを終える。
第2Qで、日本はふたたびスターティング5でコートイン。徐々にギアをあげた日本は、山本、町田、本橋菜子、高田真希が長距離弾を次々と沈め、アメリカとの点差を縮めるも、チームファウルのカウントが「5」を超え、相手にフリースローに与えてしまい、再び引き離されてしまう。このQだけでみると、日本は4点ビハインド(24−28)に抑えたものの、前半は39−50の2桁差で試合を折り返す。
後半最初の第3Qの序盤、なかなかシュートチャンスに恵まれない日本をよそに、アメリカが確実に得点を重ね、さらに日本を突き放す。高さでアメリカに劣る日本は、リバウンドもなかなか奪えることができず、このQ終了時点で57-79の22点ビハインドとなり、最後の10分間へ向かう。
そして、最終の第4Q、絶対王者のアメリカは、日本のディフェンスの隙をついてスリーポイントエリアからのポイントで攻撃力を高める。これ以上のアメリカのリードを避けたい日本は、序盤に髙田、終盤に山本と宮崎がスリーポイントを沈め、自分たちのリズムを取り戻すも、あえなく試合終了のホイッスル。最終的に日本は、アメリカに3桁スコアを許し、76−102の26点差で敗れ、パリ2024は黒星スタートとなった。
なお、この試合のスリーポイント成功率は、日本が38%(15/39)、アメリカは20%(4/20)だった。
バスケットボール女子日本代表は、8月1日にパリ2024予選ラウンド第2戦でドイツ代表と対戦する。
◾️日本代表メンバー
※ポジション
- PG:ポイントガード
- SG:シューティングガード
- SF:スモールフォワード
- PF:パワーフォワード
- C:センター