BWF(世界バドミントン連盟)が主催する「世界バドミントン選手権大会2022(世界バドミントン)」は8月27日、東京体育館(東京都渋谷区)で6日目を迎え、各種目の準決勝が行われた。
女子シングルスの山口茜(株式会社再春館製薬所社員)は第3シードのアン・セヨン(韓国)と対戦した。アン・セヨンは通算成績で勝ち越しているが、直近の対戦(ユーバーカップ)では黒星を喫している相手。一進一退の攻防となったが、「我慢するだけのラリーになってしまっていた」という前回対戦の反省も生かし、接戦を制して21-19で第1ゲームを先取した。
第2ゲームは打って変わって山口の試合に。中盤の8連続ポイントで一気に差を広げ、そのまま21-12で試合を制した。山口はこれで前回に続く大会2連覇に王手を懸けた。
28日の決勝では第4シードのチェン・ユーフェイ(中国)と対戦。チェン・ユーフェイは準決勝で、第2シードのタイ・ツーイン(チャイニーズ・タイペイ)を破って勝ち上がってきた。プレッシャーもあるだろうが、山口は「日本での決勝という舞台を楽しみながら、積極的にプレーしていきたい」と意気込みを語っている。
山口茜 試合後コメント
今日は特に1ゲーム目、自分からラリーを作ろうと積極的にプレーできたのが良かったと思います。それを明日も継続できるように。あまり結果は気にせず、楽しくやりたいなと思います。
1ゲーム目は自分が「ちょっとやりづらいかな」と思う風向きのコートだと思って入っていたので、あまり1ゲーム目を取られるとか、点数を取られるとかを気にせずやろうと思っていました。点数的な部分はあまり気にせずできたと思います。
(直近の対戦だった)団体戦のときは自分が我慢するだけのラリーになってしまっていました。自分から、辛い中でもタッチを速くしたりなど、スピードを意識してやりました。
日本での決勝という舞台を楽しみながら、積極的にプレーしていきたいと思います。
■日本代表選手
男子(16名)
- 桃田賢斗(東日本電信電話株式会社社員)
- 常山幹太(トナミ運輸株式会社社員)
- 西本拳太(株式会社ジェイテクト社員)
- 奈良岡功大(IMG)
- 保木卓朗(トナミ運輸株式会社社員)
- 小林優吾(トナミ運輸株式会社社員)
- 古賀輝(東日本電信電話株式会社社員)
- 齋藤太一(東日本電信電話株式会社社員)
- 竹内義憲(株式会社日立情報通信エンジニアリング社員)
- 松居圭一郎(株式会社日立情報通信エンジニアリング社員)
- 岡村洋輝(BIPROGY株式会社社員)
- 小野寺雅之(BIPROGY株式会社社員)
- 渡辺勇大(BIPROGY株式会社所属)
- 金子祐樹(BIPROGY株式会社社員)
- 山下恭平(東日本電信電話株式会社社員)
- 緑川大輝(早稲田大学4年)
女子(16名)
- 山口茜(株式会社再春館製薬所社員)
- 奥原希望(太陽ホールディングス株式会社所属)※8月19日付出場辞退
- 髙橋沙也加(BIPROGY株式会社社員)
- 大堀彩(トナミ運輸株式会社社員)
- 福島由紀(株式会社丸杉社員)
- 廣田彩花(株式会社丸杉社員)
- 永原和可那(株式会社北都銀行社員)
- 松本麻佑(株式会社北都銀行社員)
- 志田千陽(株式会社再春館製薬所社員)
- 松山奈未(株式会社再春館製薬所社員)
- 中西貴映(BIPROGY株式会社社員)
- 岩永鈴(BIPROGY株式会社社員)
- 東野有紗(BIPROGY株式会社社員)
- 松友美佐紀(BIPROGY株式会社社員)
- 篠谷菜留(東日本電信電話株式会社社員)
- 齋藤夏(認定NPO法人ACT SAIKYO)