シダマツは中国ペアに黒星…マレーシアと3位決定戦|パリ2024・バドミントン女子ダブルス準決勝

執筆者 WATANABE Fumishige/渡辺 文重
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Nami Matsuyama, Chiharu Shida
写真: Getty Images

パリ2024オリンピック・バドミントン女子ダブルス準決勝が現地時間8月2日、ラ・シャペル・アリーナで行われた。ここまで勝ち進んだ日本代表の“シダマツ”こと志田千陽/松山奈未ペアは決勝進出を懸け、中華人民共和国ペア(LIU Sheng Shu/TAN Ning)と対戦した。

第1ゲーム序盤は一進一退。そうした中、中国の6連続得点で6-11とされ、最初のインターバルに入る。シダマツはそのインターバル明けから4連続得点。再び接戦に持ち込み、15-15とする。しかし、終盤に突き放され、16-21で中国に先取される。

第2ゲームは中国の3連続ポイントでスタート。シダマツは流れを変えたいが、そのキッカケをつかめない。そうした中、シダマツは長いラリーから4-8とする。さらに相手のミスから1点を加えて3点差。粘り強くシャトルを拾い、2点差に詰め寄る。しかし、ここから中国が突き放して6-11でインターバルに入る。

シダマツはインターバル明けに連続得点。徐々に詰め寄り、12-14とする。ここから中国は強打で突き放しにかかるも、シダマツは集中を切らさずに17-18と追い上げる。さらにチャレンジ成功で18-19。しかし、最後は19-21となり、ゲームカウント0-2のストレートで敗れた。

なお、準決勝もう1試合は中国代表ペア(CHEN Qing Chen/JIA Yi Fan)が、マレーシア代表(TAN Pearly/THINAAH Muralitharan)を下している。

パリ2024バドミントン女子ダブルス決勝および3位決定戦は、3日に開催される。シダマツは銅メダルを懸けて、マレーシア組と対戦する。

志田千陽の試合後コメント

終始、相手のペースだった。自分たちに攻めの形を作らせてくれなかった。あと1歩というところで自分たちのミスが出た。(明日の3位決定戦は)切り替えていくしかない。今日のリベンジだと思って試合に臨む。

松山奈未の試合後コメント

序盤、相手のリードを許し、途中で追いつけたが、自分たちが抜け出せなかったことが敗因。明日も試合ができることを幸せに感じたい。