ワタガシが2大会連続の銅メダル |パリ2024・バドミントン混合ダブルス
執筆者 WATANABE Fumishige/渡辺 文重1 分|
パリ2024オリンピック・バドミントン混合ダブルス3位決定戦が現地時間8月2日、ラ・シャペル・アリーナで行われた。1日の準決勝で中華人民共和国ペア(Zheng Siwei/Huang Yaqiong)に敗れた日本代表の“ワタガシ”こと渡辺勇大/東野有紗の2人。この日、オリンピック銅メダルを懸けて大韓民国ペア(Seo Seung-jae/Chae Yoo-jung)と対戦した。
いきなり44秒の長いラリーで始まった第1ゲーム。これを制したワタガシが先制点を挙げるが、3連続得点の韓国にリードを奪われる。対するワタガシもチャレンジ成功を含めて5連続ポイントで逆転。11-8でインターバルを迎える。ワタガシはインターバル明けも勢いを落とさず、21-13で第1ゲームを獲得する。
第2ゲームもワタガシが先制。日本はリードを広げる展開となる。しかし韓国も追い上げを見せて9-10と逆転する。その後、日本の2点リードでインターバルを迎えるが、13-13で追いつかれ、ふたたび逆転を許す。ここからはシーソーゲーム。そうした中、ワタガシが先に20点に達する。対する韓国代表も粘りを見せ、20-20のデュースに持ち込む。しかし、最後はワタガシペアが韓国ペアを振り切り、22-20で試合終了。最終的に、ゲームカウント2−0のストレート勝利で、ワタガシが2大会連続のオリンピック銅メダルを獲得した。
渡辺勇大の試合後コメント
本当に良かったです。(前日の敗戦後)もう1回試合できるので楽しもうと2人で話し合った。楽しく最後までやることができました。(メダル獲得は)声援が背中を押してくれました。相手にフィジカル勝負に持ち込まれて苦しかったですが、最後までラリーできたので、いままでやってきて良かったです。(東野には)助けてもらってばかり。最後勝ってオリンピックの舞台でもう1回表彰台に上がれてうれしいです。
東野有紗の試合後コメント
2人で金メダルを取るつもりでやってきたので悔しいですが、メダルを取れてうれしいです。(前日の敗戦後)切り替えようと話をして、試合に臨むことができました。本当に楽しかったです。良かったです。(渡辺には)感謝しかないです。勇大くんと出会えて良かった。
26日 7月 - 11日 8月
パリ2024 | オリンピック競技大会 - フランス