混合ダブルスのワタガシペア、準決勝で敗れ3位決定戦へ…女子単では山口茜&大堀彩が8強進出|パリ2024バドミントン

執筆者 Masaki Chiba / 千葉正樹
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Watanabe Yuta Higashino Arisa Japan Badminton
写真: 2024 Getty Images

パリ2024バドミントン混合ダブルスの 日本代表の “ワタガシ” ペアこと、渡辺勇大/東野有紗は現地時間8月1日、準決勝で中華人民共和国代表(Zheng Siwei/Huang Yaqiong)との戦いに臨んだ。

試合序盤から中国ペアが攻勢をかけ、渡辺/東野は追う展開となり、14-21で第1ゲームを落とす。

続く第2ゲームは食らいついて接戦に持ち込み、9-11でインターバルへと突入した。だが、ここから中国ペアがポイント差を付ける展開となり、ワタガシペアも食い下がるが最後は15-21で決着。ゲームカウント0-2で、渡辺/東野が敗れた。

準決勝敗退となった日本代表は3位決定戦へ回ることになった。2大会連続のオリンピック銅メダル獲得を懸けて、2日に予定されている3位決定戦で、渡辺/東野は大韓民国代表ペア(Seo Seung-jae/Chae Yoo-jung)と激突する。

バドミントンの女子シングルス決勝トーナメント1回戦では、日本代表の山口茜がタイ代表選手(KATETHONG Supanida)と対戦した。

山口は持ち味である機動力を活かしつつ、コートを幅広く使って相手に主導権を与えないゲームコントロール力を示し、第1ゲームを21-6で先取する。続く第2ゲームも山口は崩れることなくリードをキープし、21-13で決着し、ストレートで準々決勝勝ち上がりを決めた。

同じく決勝トーナメント進出果たしている大堀彩は、1回戦でシンガポール代表(YEO Jia Min)との戦いに挑んだ。

序盤から大堀はなかなかゲームの流れをつかめず、第1ゲームは2-11と大差でインターバルを迎える。ここから巻き返しを見せたいところだったが、11-21で大堀は第1ゲームを落としてしまう。

第2ゲームでは打って変わって、大堀は精度の高いショットを次々に決め、ポイントで先行する流れに。このゲームは21-14で決着し、ゲームカウント1-1でフルゲームに持ち込んだ。

最終ゲームは一進一退の攻防が続く中、11-10と大堀が1点をリードしてインターバルに入る。終盤には大接戦から20-20となり、互いに粘りを見せるも、最後は大堀が24-22で取り、ゲームカウント2-1の逆転勝利で大堀がベスト8へと駒を進めた。

なお、3大会連続のベスト8進出となった山口は、準々決勝でアン・セヨン(大韓民国)と激突する。同じく準々決勝で、大堀はリオ2016金メダリストのカロリナ・マリン(スペイン)と戦う。

男子シングルス決勝トーナメント1回戦では、西本拳太がタイ代表(VITIDSARN Kunlavut)と対戦した。

第1ゲーム、西本は21-16で取って先行するも、そこから第2ゲームは14-21、第3ゲームは12-21と連続で落とし、ゲームカウント1-2で逆転負けを喫している。

同じく決勝トーナメント1回戦に登場した奈良岡功大はChinese Taipei代表(CHOU Tien Chen)と対戦。第1ゲームは12-21で決着すると、続く第2ゲームは16-21となり、奈良岡はストレートで敗れた。

これにより、男子シングルス日本代表の2名はともに16強で、オリンピックのコートから姿を消すこととなった。