パリ2024銅メダルのワタガシがペア解消へ…渡辺勇大は混合複、東野有紗は女子複で現役続行
執筆者 Kazuki Okumura / 奥村和輝1 分|
パリ2024オリンピックのバドミントン混合ダブルス銅メダリスト、渡辺勇大/東野有紗がジャパンオープン2024をもってペアを解消することが8月16日に発表された。2人の所属先が公式サイトを通じて伝えた。
“ワタガシ”の愛称で知られるペアは、Tokyo2020でバドミントン混合ダブルスで日本代表唯一となる銅メダルを獲得。11日に閉幕したばかりのパリ2024でも、3位決定戦で大韓民国ペア(Seo Seung-jae/Chae Yoo-jung)を下して、バドミントンにおいて日本史上初となる2大会連続での銅メダル獲得を達成した。
BWF(国際バドミントン連盟)ワールドツアーのひとつ、ジャパンオープン2024がワタガシとして出場する最後の大会となる。ジャパンオープン2024は横浜アリーナ(神奈川県横浜市)で8月20日から25日まで開催。その後は渡辺は混合ダブルスで、東野は女子ダブルスで、新しいパートナーとともに活動を継続していくという。
2人は所属先の公式サイトを通じてコメントを発表。渡辺は「ペアを組んで13年、感謝しかありません」、東野は「たくさんの歴史を創れてすごく幸せでした」と綴った。
渡辺勇大
いつも温かい応援をありがとうございます。
ペアを組んで13年、感謝しかありません。2人だからここまで成長できたと確信しています。
2人での最後の試合となるジャパンオープンでは、最後まで楽しんでプレーしたいと思っています。
是非、観に来ていただけると嬉しいです。
今後も2人を温かく応援していただけると幸いです。
東野有紗
13年間ペアを組みここまで来ることができて本当によかったです。
たくさんの歴史を創れてすごく幸せでした。ゆうたくんとだからここまで来られたと思います。
私のもう一つの夢であった 女子ダブルスで世界の頂点を目指したい という夢を叶えられるように、またこれからも頑張っていきたいと思います。
本当にたくさんの方々のご尽力のおかげでここまで来ることができました。
まだまだ強くなりたい、トップを目指したい、という思いが強いので、これからも応援よろしくお願いします。
また、渡辺は自身のInstagramでも「〈お知らせ〉」と題してペア解消を報告。周囲への感謝や今後への意気込みとともに、「ジャパンオープンで皆さまにお会いできることを楽しみにしています!是非ご来場いただき、会場で応援していただけると嬉しいです」とファンへのメッセージを投稿した。