世界バドミントン連盟(BWF)が公認するHSBC BWFワールドツアーのひとつであり、2024年最後の最上位グレードSuper 1000の認定を受けた大会となる中国オープン(英名:VICTOR China Open 2024)が、中華人民共和国・常州市にて9月17日に開幕した。この日は、各種目の1回戦が行われた。
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男子シングルスの1回戦には、渡邉航貴(写真上)が登場。今大会第3シード枠からのエントリーで、閉幕したパリ2024オリンピックで銅メダルに輝くマレーシア代表のリー・ジージャと激突した。
第1ゲームの序盤は、オリンピックメダリストが主導権を握る展開で、8ポイント連取を許したものの、徐々にリズムを掴みはじめた渡邉は7ポイント連続で取り返し、リーの背中を追う。14-14で同点に並ぶと、渡邉はここから6ポイント連取で逆転に成功。リーの攻撃を封じ、21-15で最初のゲームを奪う。
圧巻は第2ゲームだった。開始直後からゲームを支配した渡邉は、驚異の15ポイント連取でオリンピックメダリストを圧倒する。手も足も出ないリーを横目に、渡邉はふたたび5ポイントを連取して、王手をかける。最終的に21-2の大差でゲームポイントを連続で奪った渡邉が、2-0のストレート勝利で大会優勝候補を退ける番狂わせを起こし、2回戦進出を決めた。
渡邉は、 1999年生まれの埼玉県出身。2023年に行われたスイスオープン(Super 300)でワールドツアー初優勝を飾ると、パリ2024開幕直前に行われたカナダオープン2024(Super 500)で2度目のツアー制覇を果たしている。
この他の試合では、パリ2024女子シングルス5位入賞の大堀彩がタイ代表選手(Ratchanok INTANON)をストレートで下し、2回戦進出を決めている。また、同じくパリ2024男子シングルス代表の奈良岡功大は、大林拓真との日本人対決をストレート勝利で制し、2回戦へ駒を進めている。
翌18日には、残りの1回戦が行われる予定で、山口茜や西本拳太などの試合が予定されている。パリ2024女子ダブルス銅メダルに輝く "シダマツ" こと、志田千陽/松山奈未は2回戦(19日)から登場する。
■日本代表選手
※日本バドミントン協会および大会公式サイト発表の情報(9月16日時点)より