ルース・チェプンゲティッチが大会連覇…鈴木亜由子が自己新2位、前田穂南はMGC出場権 ┃名古屋ウィメンズマラソン2023

パリ2024日本代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ」出場権の懸かる名古屋ウィメンズマラソン2023が3月12日、バンテリンドーム ナゴヤ(愛知県名古屋市)発着で行われた。優勝はルース・チェプンゲティッチ(ケニア)で、Tokyo2020代表の鈴木亜由子と前田穂南がそれぞれ、自己新記録のタイムで2位と3位に入った。

1 執筆者 渡辺文重
Ruth Chepngetich
(Getty Images)

バンテリンドーム ナゴヤ(愛知県名古屋市)発着、名古屋ウィメンズマラソン2023エリートの部が3月12日9時10分、号砲を迎えた。名古屋ウィメンズはマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)チャレンジを兼ねており、10月15日に東京都新宿区・国立競技場発着マラソンコースで行われるパリ2024日本代表選考レース・MGCの出場資格に関わっている。

大会公式:名古屋ウィメンズマラソン 2023

■ルース・チェプンゲティッチが大会連覇

前回優勝のルース・チェプンゲティッチ(ケニア)が序盤から独走。フィニッシュ後「一人旅のレースは少し寂しかった」と語る展開で、大会連覇を果たした。記録は2時間18分08秒。

2位は愛知県出身、Tokyo2020日本代表の鈴木亜由子(JP日本郵政G)で、自己ベストを上回る2時間21分52秒。レース後のフラッシュインタビューでは「前半は苦しかったですが、(自己ベストは)今回の目標だったので、後半上げることができて自信になりました。声援が背中を押してくれました」と、沿道に駆けつけた観客に謝意を述べた。

3位は、終盤まで鈴木と競り合った前田穂南(天満屋)。前田も自己ベストを更新する2時間22分32秒でのフィニッシュとなった。鈴木同様、2大会連続のオリンピック出場を目指す前田はレース後、「MGCの出場資格を取れてひと安心。パリにつながる走りをしたい」と述べた。

結果速報:名古屋ウィメンズマラソン2023 NAGOYA WOMEN'S MARATHON 2023

■名古屋ウィメンズマラソンとは

2012年、前身の「名古屋国際女子マラソン」からリニューアル。女性限定1万5000人参加のフルマラソンに様変わりした「名古屋ウィメンズマラソン」では「一般参加の部」のほか、国内外のトップランナーが集う「エリートの部」、10キロで争われる「車いすの部(名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン)」、スマートフォンアプリを利用した「オンラインの部(名古屋ウィメンズオンラインマラソン)」が開催される。

また名古屋ウィメンズマラソンは「マラソンEXPO」の一環で、同日には男性の参加も可能な「名古屋シティマラソン2023(ハーフマラソンの部/10キロの部)」が開催される。

公式サイト:マラソンEXPO
公式サイト:名古屋シティマラソン

■日程・放送予定(エリートの部)

  • 3月12日(日)9時10分スタート
  • バンテリンドーム ナゴヤ発着

【放送予定】

地上波:フジテレビ系全国ネット

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