ボストンマラソン2023┃コースの特徴は?

今大会で127回目を迎える伝統のボストンマラソン。アメリカ独立戦争緒戦、レキシントン・コンコードの戦い(1775年4月19日)を記念した「愛国者の日」(4月第3月曜日)に開催され、今回は4月17日開催となる。マサチューセッツ州・ホプキントンからボストンに至る42.195kmのコースを紹介する。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(Getty Images)

ボストンマラソンは近代オリンピックに次ぐ、長い歴史を誇るマラソン大会として知られる。加えて陸上競技の国際統括団体・ワールドアスレティックス(WA)による格付けは最上位のエリートプラチナラベルであり、アボット・ワールドマラソンメジャーズ(AbbottWMM)※の1つと、まさに世界最高峰のマラソン大会となっている。

※AbbottWMMは、東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークシティの6大会

大会公式サイト:Boston Marathon | Boston Athletic Association

■コース

ボストンマラソンのスタート地点は、マサチューセッツ州ホプキントン。フィニッシュはマサチューセッツ州ボストンのボイルストン・ストリートとなる。

コースの特徴としては、スタート地点が最も標高が高くゴール地点につれて低くなる点が挙げられる。コースの中盤以降でアップダウンはあるものの、ホプキントンからボストンに向かって駆け下りていく格好だ。最大高低差は約140mとなる。

スタートから約1kmで30mほど下った後は、25km地点まではなだらか下りとなる。そこからは、レースの後半となり各ランナーのスタミナが削られてきたタイミングで、再びアップダウンが激しくなる。25km地点で急な下りとなった後に上り坂が待ち受け、33km地点までで約55mの高低差。その後はゴールに向かって下り坂だ。ここでラストスパート勝負が見られるだろう。

ボストンマラソンコース情報

■出場選手

エリートの部(男子プロ・女子プロ)で出場する選手は、ボストン運動競技協会は(BAA)の公式サイトで確認できる。男子は2時間1分9秒の世界記録を保持するエリウド・キプチョゲ(ケニア)、前回優勝のエバンス・チェベト(同)らがエントリー。女子は世界歴代3位となる2時間14分58秒の記録を保持するアマネ・ベリソ(エチオピア)、山口遥(AC・KITA)が出場する。

■日程

現地時間4月17日(月)9時以降

9時2分に男子車いすから競技開始。男子エリートは9時37分、女子エリートは9時45分に号砲を迎える。10時からは市民ランナーがスタートする予定だ。なおボストン(東部夏時間/EDT)の時差は13時間。朝から競技が行われるマラソンは、日本時間だと当日夜開始となる。

9:02- 男子車いす(日本時間22:02)
9:05- 女子車いす(日本時間22:05)
9:30- ハンドサイクル&デュオ(日本時間22:30)
9:37- 男子プロ(日本時間22:37)
9:45- 女子プロ(日本時間22:45)
9:50- パラ陸上競技部門(日本時間22:50)
10:00- 第1ウェーブ(日本時間23:00)
10:25- 第2ウェーブ(日本時間23:25)
10:50- 第3ウェーブ(日本時間23:50)
11:15- 第4ウェーブ(日本時間24:15)

【放送予定】

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