ボストンマラソンは近代オリンピックに次ぐ、長い歴史を誇るマラソン大会として知られる。加えて陸上競技の国際統括団体・ワールドアスレティックス(WA)による格付けは最上位のエリートプラチナラベルであり、アボット・ワールドマラソンメジャーズ(AbbottWMM)※の1つと、まさに世界最高峰のマラソン大会となっている。
※AbbottWMMは、東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークシティの6大会
■コース
ボストンマラソンのスタート地点は、マサチューセッツ州ホプキントン。フィニッシュはマサチューセッツ州ボストンのボイルストン・ストリートとなる。
コースの特徴としては、スタート地点が最も標高が高くゴール地点につれて低くなる点が挙げられる。コースの中盤以降でアップダウンはあるものの、ホプキントンからボストンに向かって駆け下りていく格好だ。最大高低差は約140mとなる。
スタートから約1kmで30mほど下った後は、25km地点まではなだらか下りとなる。そこからは、レースの後半となり各ランナーのスタミナが削られてきたタイミングで、再びアップダウンが激しくなる。25km地点で急な下りとなった後に上り坂が待ち受け、33km地点までで約55mの高低差。その後はゴールに向かって下り坂だ。ここでラストスパート勝負が見られるだろう。
■出場選手
エリートの部(男子プロ・女子プロ)で出場する選手は、ボストン運動競技協会は(BAA)の公式サイトで確認できる。男子は2時間1分9秒の世界記録を保持するエリウド・キプチョゲ(ケニア)、前回優勝のエバンス・チェベト(同)らがエントリー。女子は世界歴代3位となる2時間14分58秒の記録を保持するアマネ・ベリソ(エチオピア)、山口遥(AC・KITA)が出場する。
■日程
現地時間4月17日(月)9時以降
9時2分に男子車いすから競技開始。男子エリートは9時37分、女子エリートは9時45分に号砲を迎える。10時からは市民ランナーがスタートする予定だ。なおボストン(東部夏時間/EDT)の時差は13時間。朝から競技が行われるマラソンは、日本時間だと当日夜開始となる。
9:02- 男子車いす(日本時間22:02)
9:05- 女子車いす(日本時間22:05)
9:30- ハンドサイクル&デュオ(日本時間22:30)
9:37- 男子プロ(日本時間22:37)
9:45- 女子プロ(日本時間22:45)
9:50- パラ陸上競技部門(日本時間22:50)
10:00- 第1ウェーブ(日本時間23:00)
10:25- 第2ウェーブ(日本時間23:25)
10:50- 第3ウェーブ(日本時間23:50)
11:15- 第4ウェーブ(日本時間24:15)
【放送予定】
- 未定