競泳日本代表6個のメダルを獲得/アジア競技大会2022杭州・競泳1日目

アジア競技大会競泳の初日。日本代表選手は3個の銀メダルと3個の銅メダルを獲得した。

1 執筆者 Hirotaka Hikoi
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世界最大級のスポーツ競技会、第19回アジア競技大会(中華人民共和国・杭州)が9月23日(土)に開幕した。24日(日)から始まった競泳競技は29日(金)までの6日間行われる。

日本代表「トビウオジャパン」は、前回2018年ジャカルタ大会で、6個の金メダルと2個の銀メダルを獲得しMVPに輝いた池江璃花子をはじめ、男子21名、女子17名の総勢38選手が出場する。

初日の9月24日(日)は、女子200mバタフライ、男子200m個人メドレー、女子1500m自由形、男子100m自由形、女子50m平泳ぎ、男子100m背泳ぎ、女子4x100m自由形リレーの7種目が実施され、16名の日本代表選手が出場した。

ここでは、競泳1日目の日本代表選手の結果をまとめた。

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女子200mバタフライ

世界水泳福岡大会5位の三井愛梨、牧野紘子(ひろこ)の2名が出場し、三井が2分11秒31で予選3位、牧野が2分12秒94で予選7位となり決勝に進出。決勝では、2018年ジャカルタ大会金メダル、東京2020金メダルのジャン・ユーフェイ(中華人民共和国)らと競い合い、牧野が2分09秒22で銅メダルに輝いた。金メダルはアジア競技大会新記録となった2分05秒57でジャン、三井は7位に終わった。

  • 🥇 ジャン・ユーフェイ(中華人民共和国)2分05秒57(アジア競技大会記録)
  • 🥈 ユ・リヤン(中華人民共和国)2分08秒31
  • 🥉 牧野紘子 2分09秒22
  • 7位 三井愛梨 2分11秒30

男子200m個人メドレー

世界水泳福岡大会6位の瀬戸大也、同8位の小方颯(そう)の2名が出場した。

瀬戸が1分59秒55で予選3位、小方が2分00秒05で予選4位となり決勝に進出。決勝では、2018年ジャカルタ大会金メダル、東京2020金メダルのワン・シュン(中華人民共和国)、2018年ジャカルタ大会銅メダルのタン・カイヨウ(中華人民共和国)らと競い合い、瀬戸が予選よりタイムを上げて1分58秒35で銅メダルに輝いた。金メダルはアジア新記録となった1分54秒62でワン、小方は4位だった。

レース後に瀬戸は「今できるパフォーマンスは全部できた。400(男子400m個人メドレー)は勝負にこだわりつつがんばりたい」と語った。

  • 🥇 ワン・シュン (中華人民共和国)1分54秒62(アジア記録)
  • 🥈 タン・カイヨウ(中華人民共和国)1分57秒41
  • 🥉 瀬戸大也 1分58秒35
  • 4位 小方颯 1分59秒69

女子1500m自由形

森山幸美(ゆきみ)、難波実夢(みゆ)の2名が出場した。決勝では、世界水泳福岡大会銅メダルのリ・ヒョウケツ(中華人民共和国)らと競い合い、森山が16分17秒78で銅メダルに輝いた。金メダルはアジア競技大会新記録となった15分51秒18でリ、難波は6位に終わった。

  • 🥇 リ・ヒョウケツ(中華人民共和国)15分51秒18(アジア競技大会記録)
  • 🥈 ガオ・ウェイジョン(中華人民共和国)16分05秒73
  • 🥉 森山幸美 16分17秒78
  • 6位 難波実夢 16分41秒80

男子100m自由形

日本記録保持者の松元克央(かつひろ)、五味智信の2名が出場した。松元が48秒66で予選3位となり決勝進出したが、五味は49秒50で決勝進出はならなかった。決勝では、世界水泳福岡大会4位のハン・テンラク(中華人民共和国)、オウ・コウウ(同)、ファン・ソンウ(大韓民国)らと競り合ったが、松元は48秒72で5位に終わった。金メダルはアジア新記録となった46秒97でハン。

  • 🥇 ハン・テンラク 46秒97(中華人民共和国)(アジア記録)
  • 🥈 オウ・コウウ(中華人民共和国)48秒02
  • 🥉 ファン・ソンウ(大韓民国)48秒04
  • 5位 松元克央 48秒72

女子50m平泳ぎ

前回2018年ジャカルタ大会金メダル、世界水泳福岡大会7位の鈴木聡美青木玲緒樹(れおな)の2名が出場し、鈴木が30秒53で予選3位、青木が30秒95で予選4位となり決勝に進出。決勝では、世界水泳福岡大会4位、アジア記録(29秒92)保持者のタン・キアティン(中華人民共和国)と競り、予選よりタイムを上げた鈴木は、30秒14をマークし、青木の持っていた日本記録(30秒27)を更新して銀メダルを獲得した。金メダルは29秒96でタン、青木は6位だった。

レース後、鈴木は「二大会連続のメダル獲得は嬉しい。金ではなかったのは悔しいが、自己記録を更新しての銀なので自分の中では99点をあげたい」と語った。

  • 🥇 タン・キアティン(中華人民共和国)29秒96
  • 🥈 鈴木聡美 30秒14
  • 🥉 シボーン・バーナデット・ホーヒー(ホンコン・チャイナ)30秒36
  • 6位 青木玲緒樹 31秒05

男子100m背泳ぎ

前回2018年ジャカルタ大会銀メダルの入江陵介、栁川(やながわ)大樹の2名が出場し、入江が54秒11で予選3位、栁川が55秒01で予選6位となり決勝に進出。決勝では、2018年ジャカルタ大会金メダル、リオ2016銀メダルのシュー・ジアユ(中華人民共和国)らとの戦い。予選よりタイムを上げた入江は53秒46で銀メダルに輝いた。金メダルは、入江の持っていたアジア競技大会記録(52秒34)を更新し52秒23を記録したシュー。栁川は5位に終わった。

  • 🥇 シュー・ジアユ(中華人民共和国)52秒23(アジア競技大会記録)
  • 🥈 入江陵介 53秒46
  • 🥉 イ・ジュホ(大韓民国)53秒54
  • 5位 栁川大樹 54秒44

女子4x100m自由形リレー

前回2018年ジャカルタ大会金メダル、世界水泳福岡大会8位の日本チーム。池本凪沙(なぎさ)、今井月(るな)、池江璃花子(りかこ)、白井璃緒(りお)の4名が日本チームとして出場し、3分40秒89で予選2位となり決勝に進出。決勝では今井に代わって五十嵐千尋(ちひろ)が出場し、予選よりタイムを上げて3分38秒48で銀メダルを獲得した。金メダルは、日本の持っていたアジア競技大会記録(3分36秒52)を更新し3分33秒96をマークした中華人民共和国チーム。

体調不良という池江は、レース後のインタビューで「今日のレースを振り返って、全体的に良いレースはなかったとは思うんですけど、今の自分の体調で、自分のできる限りの力は出し切ったとは思っている」とし、「自分の体と相談しながら、この後のレースは決めていかなきゃいけないなと思いました」と続け、「今、無理して頑張りすぎても自分のためにはならないと思うので、明日1日でどこまで体調を整えていけるかというので、明後日以降のレースに大きく響いてくると思うので、自分の体調を優先しながら6日間過ごしていきたいと思います」と語った。

  • 🥇 中華人民共和国 3分33秒96(アジア競技大会記録)
  • 🥈 日本 3分38秒48
  • 🥉 ホンコン・チャイナ 3分39秒10
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