アジア最大のスポーツの祭典、第19回アジア競技大会が9月23日(土)から10月8日(日)までの15日間、中華人民共和国・杭州で開催された。今大会では、アジアの45か国・地域から約1万2千名の選手が集まり40競技481種目を競い合った。
近代五種、セーリング、テニス、水球、ボクシング、アーチェリー、アーティスティックスイミング、ホッケー、ブレイキンはオリンピック予選も兼ねており、これら9競技にはパリ2024オリンピックの出場枠が用意されていた。
- 近代五種 10枠
- セーリング 6枠
- テニス 2枠
- 水球 2枠
- ボクシング 34枠
- アーチェリー 6枠
- アーティスティックスイミング 3枠
- ホッケー 2枠
- ブレイキン 2枠
これらの競技および種目の上位の選手がパリ2024の出場枠を個人または国内オリンピック委員会(NOC)が獲得した。なお、オリンピック各国代表の編成に関してはNOCが責任を持っており、パリ2024への選手の参加は、選手が属するNOCがパリ2024代表選手団を選出することにより確定する。
今大会でパリ2024出場枠を獲得した日本代表選手は5名、2チーム。ここでは、パリ2024出場枠を獲得した日本代表選手を紹介する。
近代五種
近代五種は9月20日(水)〜24日(日)に行われ、日本代表選手男女それぞれ3名が出場した。最終日には男女それぞれの上位5選手がパリ2024出場枠(合計10枠)を獲得した。日本近代五種協会の規定では、この大会で出場枠を獲得したとしても内定とはならない。詳しくは協会ウェブサイトにて。
パリ2024出場枠を獲得した日本代表選手
- 内田美咲(みさき):女子個人レーザーラン4位
- 佐藤大宗(たいしゅう):男子個人レーザーラン6位(アジア競技大会では各NOCにつき1枠獲得できるが、上位選手で複数名が同じNOCであったため獲得となった)
ボクシング
パリ2024出場枠は、女子50kg級、同54kg級、同57kg級、同60kg級ではそれぞれ4枠ずつ、女子66kg級、同75kg級、男子51kg級、同57kg級、同63.5kg級、同71kg級、同80kg級、同92kg級、同+92kg級では2枠ずつ用意された(合計34枠)。
パリ2024出場枠を獲得した日本代表選手
- 岡澤セオンレッツクインシーメンサ:男子71kg級
- 原田周大(しゅうだい):男子57kg級
水球
男女それぞれ最上位チームの国内オリンピック委員会(NOC)にパリ2024出場枠(合計2枠)が1枠ずつ用意された。
パリ2024出場枠を獲得した日本代表選手
- 男子
アーティスティックスイミング
チーム種目とデュエット種目それぞれの最上位チームの国内オリンピック委員会(NOC)にパリ2024出場枠(合計2枠)が1枠ずつ用意された。
パリ2024出場枠を獲得した日本代表選手
- 女子デュエット:安永真白(やすなが・ましろ)/比嘉もえ(ひが・もえ)
ブレイキン
男女それぞれ最上位の選手にパリ2024出場枠(合計2枠)が用意された。
パリ2024出場枠を獲得した日本代表選手
- Shigekix(半井重幸/なからい・しげゆき)