10月8日までの日程で中華人民共和国・杭州で行われているアジア競技大会で、バドミントン競技9日目となった10月6日、混合ダブルス準決勝が行われ、渡辺勇大(ゆうた)&東野有紗ペアが中華人民共和国代表のフェン・ヤンジー(馮彥哲)&ファン・ドンピン(黄東萍)と対戦し、ゲームカウント2-1で勝利をおさめた。
アジア競技大会のバドミントン競技では1966年大会から混合ダブルスが行われるようになったが、これまでに日本勢が決勝進出を果たしたことはなかった。渡辺&東野ペアは日本混合ダブルス初の決勝進出を決め、初の金メダル獲得を目指す。決勝は10月7日。
「わたがしペア」の愛称で知られる渡辺&東野ペアは、現地時間午後5時に始まった混合ダブルス準決勝で「Road to Paris」ランキング1位、世界ランキング3位のフェン&ファンと対戦。第1ゲームを11-21で落としたものの、第2ゲームを22-20で競り勝って望みをつなぐ。ゲームカウント1-1となった最終ゲームでは、わたがしペアが20-13でマッチポイントを握ったが、最後の1点をなかなか奪うことができず、フェン&ファンが4連続ポイントの20-17。相手の猛攻を許す中、わたがしペアには笑顔も見られ、最後は渡辺のドロップショットが決まり決勝進出を決めた。