写真: 2021 Getty Images
パリ2024オリンピック出場のためのランキングポイントをかけたアジアバドミントン選手権、大会2日目の4月10日。女子シングルス1回戦で奥原希望(のぞみ)が世界ランキング1位のアン・セヨン(大韓民国)と対戦し、1時間29分に及ぶ接戦の末、ゲームカウント1-2で敗れ初戦敗退となった。この結果により、奥原の3度目のオリンピック出場をかけた戦いは終わりを迎えることとなった。
アジアのナンバーワンを決める今回の大会は、パリオリンピック出場に向けてランキングポイントを重ねる最後の大会に位置付けられている。女子シングルスで各国は最大2枠を獲得できる中、日本勢は1番手の山口茜が安全圏に入り、2番手にはランキング12位(4月9日付)の大堀彩、そして奥原は17位につけている。ランキングポイント獲得期間は4月28日までとなっており、4月30日に「Road to Paris」ランキングが発表される。
オリンピック出場をかけたポイントレースは2023年5月に始まり、奥原は怪我の影響で遅れをとっていたものの、2023年12月のインドインターナショナル(スーパー300)で優勝するなど追い上げを図ってきた。しかし、この日は世界ランキング1位を相手に戦い抜いた(15-21、21-18、17-21)ものの、2回戦に進むことはできなかった。
奥原は自身のソーシャルメディアで「パリオリンピックへの挑戦が途絶えました。ただ今日は今出せる全てを出しきれたので悔いはないです。ここまで戦うことが出来たのも本当にたくさんのサポートと応援があったからです。ありがとうございました!!」とつづった。
同日午前中には女子ダブルスの志田千陽&松山奈未とジョンコルファン・キティタラクル&ラウィンダ・プラジョンジャイ(タイ)の1回戦が行われ、「シダマツ」の愛称で知られる第3シードの志田&松山ペアがゲームカウント2-1で勝利し2回戦へ。櫻本絢子&宮浦玲奈は不戦勝で2回戦に駒を進めた。
また同日現地時間午後3時半までに、女子シングルス代表争いを繰り広げている大堀彩も登場。大堀はトゥイリン・グエン(ベトナム)を21-14、21-5で下し2回戦へ。11日の2回戦では第3シードのタイ・ツーイン(Chinese Taipei)と対戦する。男子シングルスの西本拳太は2021年世界王者ロー・ケンユー(マレーシア)を相手に18-21、21-18、21-17で逆転勝ちをおさめた。西本は2回戦で第1シードのシー・ユーチ(石宇奇)とあたることになる。
一方、混合ダブルスの緑川大輝&齋藤夏はリノフ・リファルディ&ピタハニンチャス・メンタリ(インドネシア)と対戦し、ゲームカウント1-2で敗北。男子ダブルスの古賀輝&齋藤太一もリー・ヤン&ワン・チーリン(Chinese Taipei)に17-21、20-22で敗れた。
現地時間夕方には、女子ダブルスでパリ2024オリンピック出場を目指す福島由紀&廣田彩花の「フクヒロ」組がコートに立ち、イ・ユリム&シン・ソンチャン(大韓民国)と対戦。1ゲーム目ではリードする形で試合を展開したものの終盤に追い上げをゆるし、2ゲーム目も譲る形となってフクヒロは初戦で散った(20-22、18-21)。
パリ2024オリンピック出場をかけたランキンポイントレースで女子ダブルスの日本勢3番手に立っている福島&廣田。廣田は2023年12月に左膝前十字靭帯を断裂し、手術をせずにパリを目指して戦いに挑んでいたが、ランキングポイント獲得の最後のチャンスとなったこの大会で最後の追い上げをすることはできなかった。
また、男子ダブルスの岡村洋輝&三橋健也はリー・ファンチー&リー・ファンジェン(Chinese Taipei)を21-16、12-21、21-11で下して2回戦に進出した。
一方、男子シングルスの常山幹太はソミ・ロムダニ(アラブ首長国連邦)との1回戦で途中棄権、渡邉航貴はリー・チェクユウ(ホンコン・チャイナ)に16-21、18-21で敗れた。女子シングルスの仁平菜月も、グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)に9-21、14-21で敗れ戦いを終えた。
現地時間夜には混合ダブルスの金子祐樹&松友美佐紀がニタ・フィオリナ・マルワー&アドナン・マウラナ(インドネシア)と対戦し21-8、21-12で快勝。男子ダブルスの遠藤彩斗&武井優太はオン・ヨーシン&ティオ・エーイ(マレーシア)を21-19、15-21、21-19で下した。
男子シングルスの奈良岡功大も1回戦を戦い、ン・カロン(ホンコン・チャイナ)を相手に21-17、21-14、女子シングルスの山口茜も予選を勝ち上がってきたプイ・チワ(マカオ・チャイナ)と対戦し21-7、21-12と快勝をおさめた。
一方、混合ダブルスの山下恭平&篠谷菜留は第7シードのチョン・ナウン&キム・ウォンホに16-21、14-21で敗れた。
現地時間深夜には、混合ダブルスの渡辺勇大&東野有紗が初戦を戦い、レハン・ナウハル・クシャルジャント&リサ・アユ・クスマワティ(インドネシア)を21-16、21-13で下し、男子ダブルスの保木卓朗&小林優吾は、双子のペア、デブ・アヤッパン&ディレン・アヤッパン(アラブ首長国連邦)を21-8、21-4で抑えて2回戦に進んだ。
また女子ダブルスの永原和可那&松本麻佑はマレーシアのパーリー・タン&ティナー・ムラリタランに1ゲーム目(19-21)こそ奪われたものの、その後、21-13、21-16で抑えて勝利をおさめた。
アジアバドミントン選手権、3日目の結果はこちら。
以下、すべて現地時間(日本は+1時間)。競技日程は変更になる場合もある。
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