陸上競技
第45回全日本競歩能美大会が3月21日、石川県能美市の根上総合文化会館前発着（JAAF公認能美市営20kmコース）で、第31回ワールドユニバーシティゲームズ日本代表選手選考競技大会となる第15回日本学生20km競歩選手権大会と併催される。ここでは見どころ、配信情報を紹介。
■全日本競歩能美大会のスケジュール、放送予定
3月21日（日）
- 8:10- 中学生男女3キロ
- 8:50- 全日本・学生選手権 男子20キロ
- 10:35- 全日本・学生選手権 女子20キロ
- 12:35- 高校生女子5キロ
- 13:10- 高校生男子10キロ
- 競技終了後、順次表彰式
第45回全日本競歩能美大会は日本陸上競技連盟（日本陸連、JAAF）の公式YouTubeチャンネルで配信される。
■第45回全日本競歩能美大会の見どころ
大会最大の注目点は、男子20キロ競歩のTokyo 2020（東京五輪）日本代表に内定している高橋英輝（富士通）と山西利和（愛知製鋼）、50キロ競歩同内定の川野将虎（東洋大学4年）がエントリーしていることだ。競歩は東京五輪でメダル獲得が期待される種目だけに、内定選手のパフォーマンスを確認する絶好の機会となるだろう。
男子20キロ競歩の日本代表は、3枠全てで内定が出ているものの、女子20キロ競歩は2枠までしか内定が出されていない。残り1枠は、国際競歩審判員（IRWJ）3名以上がそろう第105回日本陸上競技選手権大会50km競歩（4月11日・石川県輪島市）で行われる「女子20km競歩特別レース」での選考となり、第45回全日本競歩能美大会は東京五輪の代表選考とはならない。ただし、特別レース出場資格を持つ河添香織（自衛隊体育学校）、林奈海（順天堂大学3年）らもエントリーしており、日本代表選考を占う前哨戦となる。
また第45回全日本競歩能美大会と併催の第15回日本学生20km競歩選手権大会は、8月に中国四川省成都市で開催されるFISU（国際大学スポーツ連盟）第31回ワールドユニバーシティゲームズ（旧ユニバーシアード）の日本代表選考を兼ねている。男子50キロ競歩の川野や男子20キロ競歩の東京五輪日本代表に内定している池田向希（東洋大学4年）の存在が証明するように、大学生の競技レベルは世界標準となっているため、好記録が期待される。
第45回全日本競歩能美大会 併催 第15回日本学生20km競歩選手権大会 兼 第31回ワールドユニバーシティゲームズ（2021／成都）日本代表選手選考競技大会（JAAF公式）