決勝進出の藤井快と安楽宙斗、惜しくもメダル逃す|IFSCボルダーワールドカップ2023八王子

今季開幕戦となる「IFSCボルダーワールドカップ2023八王子」は4月23日に最終日を迎え、男子の準決勝および決勝を実施した。7名の日本代表セミファイナリストのうち、藤井快と安楽宙斗が決勝に進出するも、それぞれ最終4位と5位に終わり、ホーム開催の国際大会で惜しくもメダル獲得とはならなかった。優勝は、開幕まで500日を切ったパリ2024開催国・フランス代表のメジディ・シャールック。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
W杯ボルダー2023八王子/課題に挑む藤井快
(時事)

エスフォルタアリーナ八王子(東京都)にて今シーズンの開幕戦となる国際スポーツクライミング連盟(ISFC)主催の「IFSCボルダーワールドカップ2023八王子」が4月23日に大会最終日を迎え、男子の準決勝および決勝を行った。

21日の予選を勝ち抜いた20名のセミファイナリストには、7名の日本代表が含まれており、会場に詰めかけたホームの声援を力に変えて、テクニカルな課題に挑戦し、ダイナミックなクライミングを披露した。その中でも、今月上旬に鳥取県倉吉市にて行われた「ボルダー&リード ジャパンカップ2023」で大会2連覇を達成し、今年の8月にスイス・ベルンで開催される世界選手権の日本代表にも内定している16歳の安楽宙斗(あんらく・そらと)が、セミファイナルで3位となり、ワールドカップデビュー戦でいきなりの決勝進出を決めた。また、世界選手権2021で初優勝を飾り、開幕まで500日を切ったパリ2024を自身の競技クライマーとしてのキャリア集大成と位置付けている藤井快(ふじい・こころ)も、準決勝で6位となって安楽とともに上位6名のファイナリストに名を連ねた。

少しのインターバルを挟み、この日(23日)の夕刻に行われたファイナルでは、2名の日本代表は難易度の高いコースをアクロバティックな登りで会場を沸かすも最終的に藤井が4位、安楽が5位となり、ホーム開催の国際大会で惜しくもメダル獲得とはならなかった。優勝は、フランス代表のメジディ・シャールックだった。

IFSCボルダーワールドカップ2023八王子の上位ならびに日本代表の成績は、以下の通り。

  1. メジディ・シャールック(フランス)
  2. ハネス・ハン・デュイセン(ベルギー)
  3. ポール・ジェンフ(フランス)
  4. 藤井快
  5. 安楽宙斗

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  • 8位 楢󠄀﨑明智
  • 10位 楢󠄀﨑智亜
  • 13位 緒方良行
  • 16位 井上祐二
  • 16位 通谷律

■出場日本人選手

JMSCA派遣選手

■日程・放送予定

▼4月21日

9:00- 女子予選

16:30- 男子予選

▼4月22日

11:00- 女子準決勝

17:00- 女子決勝

▼4月23日

11:00- 男子準決勝

17:00- 男子決勝

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