北京2022まであと100日! 冬季オリンピックで100%を記録したアスリートたち 

100%の金メダル、勝率100%、100%のトップスコアなど、Olympics.comでは、大会まであと100日を機に、冬季オリンピックで100%の成果を上げたアスリートを紹介する。

文: Sean McAlister

キャロリン・ウェレット、勝率100%

冬季オリンピックで100%を記録したアスリートのリストを作るなら、キャロリン・ウェレット(カナダ)を外すわけにはいかない。オリンピックで金メダル4つ(ソルトレークシティ2002トリノ2006バンクーバー2010ソチ2014)を獲得したカナダの女子アイスホッケーチームのメンバーであるウェレットは、オリンピックの試合において一度も負けたことがない。

もう少し掘り下げてみると、オリンピック4大会においてグループステージの12試合、準決勝4回、決勝4回を経験したが、そのすべてで勝利を飾っている。ソチ2014が終わった時点で、彼女は少なくとも冬季オリンピックに4度出場し、すべてで金メダルを獲得した史上初のアスリートとなった。

カナダ代表チームで3番目に多い得点数(234点)を記録したウェレットは、ソチ2014後に引退したが、彼女は今でもオリンピックのレジェンドとして記憶されている。彼女のような選手は、この先しばらく現れることはないだろう。

「カナダのためにプレーでき、とても光栄です。私はすべての瞬間を大切にし、そのすべての時間が愛おしい。カナダ代表としての旅は、卓越したチームワークの重要性、向上心、プレッシャーの中で力を発揮する方法を教えてくれました」 – ホッケー・カナダ

キャロリン・ウェレット
写真: 2010 Getty Images

エリック・ハイデン、スピードスケートで金メダル独占=100%

独占(100%)優勝に相応しいのは、1980年に開催されたレークプラシッド冬季オリンピックでのエリック・ハイデン(米国)の活躍。彼は、1大会で金メダル1個を獲得しただけでなく、スピードスケートの500mスプリントから10000mまで、5つの種目で勝利を収めた。

しかも、表彰台の頂点に立つにとどまらず、出場したすべての種目でオリンピック新記録を樹立し、さらに10000mの決勝では世界記録を6.2秒更新した。1500mの決勝では転倒しそうになったものの、そんなことなどお構いなしに、0.37秒差で優勝を飾った。

ハイデンは、冬季オリンピック1大会で金メダル5個を獲得した史上初の選手となり、その後、自転車ロードレースのキャリアを積み、1986年のツール・ド・フランスに出場。スタンフォード大学で医学を学んだ後、現在は整形外科医として活躍する。

天は二物を与えず、とは言えない!?

「成功したいのであれば、それがスポーツのチャンピオンであろうと、職業のチャンピオンであろうと、遊びのチャンピオンであろうと、一生懸命努力しなければなりません。一生懸命に取り組んだことで、一番報われるでしょう」- speakers.com

トービルとディーン、不滅の完璧(100%)ボレロ

場外ホームラン(この場合はアイスリンク)に触れておきたい。フィギュア英国代表のジェーントービルクリストファー・ディーン組は、サラエボ1984冬季オリンピックにおいて、作曲家モーリス・ラヴェルのボレロに合わせた記憶に残るアイスダンスで歴史を築いた。

紫のプリーツシフォンの衣装で演技を披露したふたりは、最高の点数を獲得。審査員全員から芸術点で6点満点を得て優勝した。

トービルとディーンは、オリンピック後にプロに転向したが、リレハンメル1994でオリンピックに戻り、銅メダルを獲得。しかし、彼らのボレロの魅惑的なダンスほど記憶に残る演技はない。

「それは火山の噴火のようで、私たちは頂上まで登り、永遠に身を投じなければなりませんでした」- クリストファー・ディーン、ガーディアン紙

「大きなわめき声がして、さらに大きな音がしました。そしてそれが延々と続きました。次に滑る人に申し訳ないと思いました」- ジェーン・トービル、ガーディアン紙

エステル・レデツカ、2つの競技で100%

オリンピックで金メダルを1つ獲得するだけでも並大抵のことではない。1大会で金メダル2つとなればなおさら。ところが、ここで紹介するアスリートは、異なる2つの競技でそれぞれ金メダルを獲得! まさに100%の活躍といえるだろう。

チェコのエステル・レデツカは、スノーボードのパラレルスラロームのメダル候補として平昌2018に臨んだが、その前にアルペンスキーのスーパーG(スーパー大回転)に出場することになっていた。アルペンスキーではメダル候補ではなく、ワールドカップでは最高でも19位止まり。ところが、強者がそろうこの種目で、ディフェンディングチャンピオンのアナ・ヴェイス(オーストリア)に0.01秒差をつけて金メダルを獲得。不可能を可能にしたのだ。

自分でも信じられないといった表情を見せたレデツカの反応は、平昌大会の印象的なシーンのひとつとなった。

その1週間後、スノーボードのパラレルスラロームで金メダルを獲得した彼女は、冬季オリンピック1大会で2つの競技で金メダルを獲得した史上初のアスリートとなった。

彼女の物語から得られる教訓は? 2つの競技を100%制覇できるのなら、1つの競技に甘んじる必要はなし。

「(ボードに映し出されたタイムを見ながら)『タイムが変更されるだろう。少し待っていれば、彼らはタイムを変更し、何秒か追加するでしょう』と思っていました。私はただボードを見つめていましたが、何も起こらず、みんなが叫んだんです。『これは変だ』と思い始めました」

リジー・ヤーノルド、スケルトンで100%の金メダル

英国のアスリートは、冬季オリンピックで金メダルを獲得することに慣れていないと言っても過言ではない。しかし、リジー・ヤーノルドは、明らかにそのことを知らなかったと言える。ヤーノルドはソチ2014のスケルトンで金メダルを獲得し(英国のオリンピックチーム90年の歴史において10個目の金メダル)、平昌2018では2つめの金メダルを追加。オリンピック2大会出場で2個の金メダルという100%の成績を誇っている。

この勝利は、棄権を検討するほどのめまいに打ち勝っての金メダルだったことから、さらに注目を集めた。

ヤーノルドは、冬季オリンピックで最も成功した英国人選手であり、オリンピックのスケルトン競技で最も成功した選手でもある。

「スポーツでは何が起こるかわかりません。私はワールドカップでジェットコースターのようなシーズンを過ごし、うまくいかないことがあるという厳しい教訓をたくさん学びました。しかし、スポーツとは自分を信じることであり、冬季オリンピックは2月であり、そりから落ちて23位になった12月ではないことを知ることです」

ジェシー=ジェイ・アンダーソン、大会に100%出場

勝つことではなく、参加することが大切な場合もある。カナダのジェシー=ジェイ・アンダーソンほど、オリンピックのスノーボード競技に出場している選手はいない。というのも、長野1998で初めてスノーボードがオリンピック競技として採用されて以来、アンダーソンはすべての大会に参加しているからだ。

これまでに6大会に出場しており、バンクーバー2010では、パラレルジャイアントスラロームで金メダルを獲得した。46歳になった今、アンダーソンは北京2022の出場権を獲得するために、再び100%の滑りを続けようとしてる。

「最年長であることは大きな挑戦です。時には恥ずかしく思うこともあります。しかし、私のキャリアは妥当なもので、オリンピックに出るたびに異なる理由があり、アプローチの仕方も異なります。良いモチベーションと良い帰属意識を持っている限り、自分の心に従うことが大切なのです」

北京2022で100%の活躍が期待される選手は?

クロエ・キム(米国):平昌2018のスノーボード・ハーフパイプで17歳ながら金メダルを獲得し、まもなく4年。北京でのさらなる勝利で、大会での100%の記録を残すことができるだろう。

羽生結弦:フィギュアスケーターの羽生結弦は、ソチ2014での優勝に続き、平昌2018でも金メダルを獲得しており、オリンピックでの金メダルは2つ。北京で優勝すれば、1928年以来の3連覇の偉業となる。

ミカエラ・シフリン(米国):ソチ2014のアルペンスキー・スラローム、平昌2018の大回転で金メダルを獲得したシフリン。平昌2018のアルペンコンバインドでは惜しくも優勝を逃しており、北京では3つの異なる種目で3つめの金メダルを獲得する可能性がある。

フランチェスコ・フリードリヒ(ドイツ):ボブスレー世界チャンピオンに13回、ヨーロッパチャンピオンに6回輝いたフリードリヒは、平昌2018では2人乗りと4人乗りで金メダルを獲得し、話題を呼んだ。北京2022では、スポーツ界のレジェンドとしての地位を確固たるものにすべく、さらなる高みを目指す。

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