北京2022まであと100日!冬季オリンピックにまつわる100のトリビア:パート2

北京2022年オリンピック・パラリンピックの開幕まであと100日を記念して、今すぐ誰かに教えたくなる冬季オリンピックの面白い雑学&豆知識100選を紹介。全3回にわたる本シリーズのパート2では、 夏と冬のオリンピックで金メダルを獲得した唯一のアスリート、「インスタント・リプレイ」の誕生など、盛りだくさんの内容でお届けします!

1 執筆者 Jo Gunston and Chloe Merrell
Winter Olympic glasses 02
(2018 Getty Images)

34. イギリスの**セシリア・カレッジは、1932年のレークプラシッド大会で、同じイギリス人スケーターであるメーガン・テイラー**よりも数日若い、わずか11歳で冬季オリンピックに出場した史上最年少の選手である。

35. 1968年のグルノーブル大会は、カラーでテレビ中継された初めてのオリンピック冬季競技大会となった。

36. ノルウェーは、冬季オリンピックで他のどの国よりも多くのメダルを獲得している。405個(金メダル142個、銀メダル141個、銅メダル122個)

37. 冬季オリンピックで最も軽い聖火は、1972年の札幌大会で使用されたもので、その重さは460gだった。

38. ミラノ・コルティナは、イタリアで4回目となる2026年のオリンピック開催が決定しており、1956年の開催から70周年を迎える。(冬季:1956年コルティナダンペッツォ2006年トリノ、夏季:1960年ローマ

39. 1985年、スウェーデンのスキージャンパー、**ヤン・ボークレブ**は、スキー板の先端を「V」字型に広げて飛んだ最初のアスリートだった。当初は嘲笑されていたが、1992年には誰もがこのスタイルを使うようになった。

40. 4つの金メダルと1つの銅メダルを獲得したドイツの**ナタリー・ガイゼンベルガー**は、オリンピックのリュージュ女子選手史上、最も多くのメダルを獲得している。

41. 1998年長野大会アルペンスキー・スーパーG(スーパー大回転)で優勝した**ピカボ・ストリート**は、アイダホ州のサンバレー・リゾートにその名を冠したスキーコースがある。

42. 1960年カリフォルニア州で開催されたスコーバレー大会で、男子スラローム(回転)の選手が旗門を通過したかどうかわからなかったため、審判がCBSテレビにレース映像のテープを確認できるかどうか尋ねた。これがインスタントリプレイ(ビデオ判定)が誕生した瞬間となった。

43. 2008年の北京大会で競泳会場となった国家水泳センター、通称「ウォーターキューブ」は、2022年には「アイスキューブ」に生まれ変わりカーリングが開催される。

44. 冬季オリンピックの歴史の中で、**マリット・ビョルゲン**ほど多くのメダルを獲得した選手はいない。ノルウェーのクロスカントリースキーヤーである彼女は、金メダル8個、銀メダル4個、銅メダル3個の合計15個のオリンピックメダルを獲得している。

45. 1952年のオスロ大会ではじめてフィギュアスケートのポイント計算にコンピューターが導入され、演技終了直後にスコアを発表することが可能になった。

46. 冬季オリンピックではじめて聖火リレーが行われたのは、1964年のインスブルック大会だ。

47. 「鳥人」の愛称で親しまれている**マッティ・ニッカネン**(フィンランド)は、ひとつの冬季オリンピック(カルガリー1988)で3種目制覇(ノーマルヒル、ラージヒル、団体)を果たした唯一のスキージャンパーだ。

48. 最初のオリンピックマスコットは、1968年のグルノーブル冬季オリンピックで誕生した、フランス語で「直滑降」を意味する「Schuss(シュス)」という名のマスコットだったが、国際オリンピック委員会(IOC)の公式マスコットではない。

49. 1992年のアルベールビル大会で、ニュージーランドの**アンネリーズ・コバーガー**が、南半球出身選手として初めて冬季オリンピックでメダルを獲得した(女子スラローム(回転)銀メダル)

50. フリースタイルスキーがアルベールビル1992で冬季オリンピック競技に採用される前は、「ホットドッグスキー」と呼ばれていた。

51. 1956年のコルティナダンペッツォ大会で、イタリアのアルペンスキー選手である**ジュリアーナ・ケナル・ミヌッツォ**が女性アスリートとして初めてオリンピック宣誓を行った。

52. 日本のスキージャンパー**葛西紀明**は、8回の冬季オリンピック(1992年アルベールビル大会~2018年平昌大会)に出場し、最多オリンピック出場回数記録を持つ。

53. 長野1998では、雪と氷雨に覆われる悪天候が続き、大会主催者はアルペンスキー競技の日程を何度も変更しなければならなかった。

54.「バイアスロン」という名前は、ふたつの競技を意味するギリシャ語が由来で、 現在ではスキーと射撃を組み合わせた複合競技として知られている。

55. 夏季オリンピックのバスケットボールや3x3バスケットボールと同様に、アイスホッケー3x3(男女3 on 3トーナメント)も2020年ローザンヌ冬季ユースオリンピックの新種目としてテスト開催された。

56. 1924年のシャモニー大会は当初「ウィンタースポーツウィーク」と呼ばれていたが、後にIOCが第1回オリンピック冬季競技大会を宣言した。

57. エドワード・イーガン(米国)は、夏季と冬季の両オリンピックで金メダルを獲得した唯一の選手だ。1920年のアントワープ大会のボクシング男子ライトヘビー級と、1932年のレークプラシッド大会のボブスレー4人乗りで金メダルを獲得している。

58. 2014年のソチ大会ではじめて冬季オリンピックのスキージャンプに女子選手の出場が認められた。

59. クラブ対抗のカーリング大会は「ボンスピール(bonspiel)」と呼ばれ、これはドイツ語で遊びや試合を意味する「spiel」に由来すると言われている。

60. 1952年のオスロ大会に続き、2022年の北京大会は、首都で開催される2番目の冬季オリンピックとなる。

61. 2016年にリレハンメルで開催されたユースオリンピックで成功を収めたモノボブ(1人乗りボブスレー)は、北京2022で新種目としてデビューする。

62. 北京2022では、4つの男女混合種目を含む7つの新種目が加わる

63. リヒテンシュタインは、冬季オリンピックでメダルを獲得しているが、夏季オリンピックでメダルを獲得していない唯一の国だ。

64. 1960年のスコーバレー大会で、ジャン・ビュアルネ(フランス)が、従来の木製スキーではなく、金属製のスキーを履いてメダルを獲得した最初のスキーヤーとなった。

65. リチャード・“ディック”・バトン(米国)は、1952年のオスロ大会でフィギュアスケート選手として初めて「トリプルループ」を成功させた。

66. スピードスケートは、1992年のアルベールビル大会まで屋外で行われていた。

「冬季オリンピックにまつわる100のトリビア」パート3は、10月28日にOlympics.com 北京2022ページでご覧いただけます。最終回もお楽しみに!

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