11月22日(金)、「柔道グランドスラム2019」が大阪で行われ、女子52kg級・決勝で阿部詩がフランスのアマンディーヌ・ブシャールに敗れた。
阿部詩は8月に行われた世界選手権で優勝し、五輪内定へ王手をかけて今大会に臨んだ。決勝までは全て一本勝ちする圧倒的な強さだった。
しかし、阿部は決勝で対戦したブシャールに苦しめられる。なかなか技が決まらず、試合は延長へ。「ビビってしまって相手の技を受けすぎた」と消極的になったところを突かれ、技ありで勝負は決した。
試合後、阿部は「優勝できていない自分に情けなさと、すごい悔しい思いでいっぱいです」と目に涙を浮かべながら語った。
今後の代表選考は「ワールドマスターズ深圳(2019年12月)」、「グランドスラム・パリ(2020年2月)」、「グランドスラム・モスクワ(2020年2月)」で争われる。柔道グランドスラムでの悔しさをバネに、今後の戦いへ臨む。