重量挙げ全日本選手権初日:女子49kg級の三宅宏実が負傷で途中棄権

男子はリオ五輪代表の高尾弘明が67キロ級で優勝、糸数陽一は棄権

1 執筆者 神宮泰暁
2018年全日本選手権を制した三宅宏実だが、右脚負傷で無念の途中棄権となった

重量挙げ(ウエイトリフティング)の全日本選手権の初日は、5月24日、岩手県奥州市の江刺中央体育館で行われ、2大会連続五輪メダリストで女子49キロ級の三宅宏実(いちご)が右脚負傷により棄権した。同級の優勝はトータル173キロを挙げた糸数加奈子(自衛隊)だった。

三宅は、スナッチで2位の記録を出すと、続くジャークで100キロを申請して試技に入ったが、右脚に違和感を覚え体勢崩した。三宅は途中棄権となり、高校生以来の悔しい記録なしとなった。

また、男子67キロ級では、日本代表級の選手が階級を上げて挑戦。リオデジャネイロ五輪同級代表の高尾宏明(自衛隊)がトータル290キロを記録し、優勝を決めた。一方、糸数加奈子の兄である、2017年世界選手権62キロ級銀メダルの糸数陽一(警視庁)は、試合前に棄権となった。

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