近代五種競技の『UIPM2019ワールドカップ・ファイナル東京大会』が東京都調布市で開催された。本大会は2020年の東京五輪に向けた各競技のテストイベントとなり、鈴木大地スポーツ庁長官、国際近代五種連合のクラウス・ショーマン会長らも視察に訪れた。
昨年のセーリング、水球に続いてのテストイベントでは、競技ごとにテスト内容は異なるものの、多くの場合、東京五輪に向けて会場の競技エリア・使用機器の稼働テスト、運営スタッフやボランティアの連携確認など、各方面でシミュレーションを行い、本番に備える意味で行われる。
近代五種では日本初となるW杯開催により、五輪本番でも使用する「武蔵野の森総合スポーツプラザ(MFS)メインアリーナ」でフェンシングと競泳を、「味の素スタジアムAGFフィールド」で馬術とレーザー射撃&ランニングを実施する。
初日となるこの日は、MFSメインアリーナでフェンシング・ランキングラウンドが行われた。リオデジャネイロ五輪代表の朝長なつ美(警視庁)が10位、山中詩乃が11位、島津玲奈(ともに自衛隊体育学校)が36位だった。
2日目の28日からいよいよ本番開幕となり、女子の水泳、フェンシング・ボーナスラウンド、馬術、レーザーランが行われる。3日目の29日には同様に男子の残り競技、最終日の30日に男女混合戦となる。本大会の優勝者は、東京五輪出場権が与えられる。
同大会最終日となる30日には、日本食品による近代五種応援サイトにて、みうらじゅん、いとうせいこう両氏による8時間耐久解説ライブ中継が予定されている。