中国の香港で行われている「UCI(国際自転車競技連合)トラックワールドカップ第3戦」は、現地時間11月29日に2日目を迎えた。男女ともに「チームパシュート」、「チームスプリント」の2種目がメダル決定戦まで行われ、日本勢はメダル決定戦に参加することはなかった。
前日に7位で予選を突破した男子チームパシュートの日本チーム(チームブリヂストンサイクリング)は、7位に終わった。今村駿介、窪木一茂、近谷涼、沢田桂太郎の4人で臨んだ1回戦でカナダとともにヒート1に出場し、3分57秒852で上位4チームで行われるメダル決定戦に進むことはできなかった。優勝は、ドイツチームの3分51秒984。次いでニュージーランドが3分52秒655で銀メダル。3位にスイス、4位にイタリアが続く。
同じく前日に予選が行われた女子チームパシュートでは、梶原悠未、鈴木奈央、上野みなみ、吉川美穂の4人、そしてリザーブに古山稀絵が入った日本チームは1回戦に出場。4分30秒998で6位となり、メダル決定戦に進出はならなかった。優勝は、4分19秒653でニュージーランド。ベルギーが4分20秒497で続く。3位には韓国、4位にはドイツが並ぶ。
この日予選から行われた男子チームスプリントでは、雨谷一樹、新田祐大、深谷知広の3人で臨んだ日本チームは6位で予選突破。1回戦でヒート2に入った日本チームは、43秒411で6位。4チームで行われる最終ラウンドには進めなかった。優勝は42秒271のオランダ、準優勝は43秒436でドイツ。フランス、ニュージーランドの順でそれに続く。
同じくこの日予選から始まった女子チームスプリントでは、日本チームは参加していない。32秒564でドイツチームが優勝した。2位は中国チーム、3位には同じく中国のトラックスターチームと、中国勢が続いた。4位にはポーランドが入った。
翌日の11月30日からは個人戦が行われる。次回のトラックワールドカップ第4戦は、ニュージーランドのケンブリッジで12月6日から開催される。