中国の香港で行われている「UCI(国際自転車競技連合)トラックワールドカップ第3戦」は、現地時間12月1日に4日目を迎えた。最終日となるこの日は、女子オムニアムの梶原悠未が優勝、女子ケイリンの小林優香が銅メダル、男子スプリントの深谷知広も銅メダルと、メダルラッシュとなった。
【女子】
女子オムニアスは、スクラッチ、テンポレース、エリミネーション、そしてポイントレースの順に4競技を行い、合計ポイントで優勝者を決める競技。梶原悠未は、スクラッチが28点(7位)、テンポレースで36点(3位)、エリミネーションで首位(40点)、そしてポイントレースで9点(8位)の合計113ポイントで総合優勝を果たした。
女子ケイリンの小林優香は第1ラウンドの第6ヒートを11秒331で制すと、第2ラウンドでは第2ヒートで3位に入り、決勝進出。決勝では、世界の強豪がひしめく中、堂々の3位で表彰台に上がった。太田りゆは、第1次ラウンドで3位に終わり、敗者復活戦に回ったものの、第2ラウンドに進むことは出来なかった。優勝は、敗者復活戦から勝ち上がった韓国のイ・ヒェジン。
【男子】
男子スプリントの深谷知広が銅メダルを獲得した。準々決勝では、河端朋之との日本人対決を制した。準決勝では、同じく準々決勝で新田祐大を破った世界チャンピオン、オランダのハリー・ラブレイセンと対戦し、敗れて3位決定戦に回った。3位決定戦ではポーランドの選手を上回り、表彰台に上がった。優勝は、日本勢を破ったハリー・ラブレイセン。
男子スクラッチでは、沢田桂太郎が20人中10位に入った。男子マディソンでは、日本(チーム・ブリジストン・サイクリング)の今村駿介・窪木一茂コンビが15チーム中10位で大会を終えた。
次回のトラックワールドカップ第4戦は、ニュージーランドのケンブリッジで12月6日から開催される。