第2次抽選販売応募が11月13日から開始!【東京オリンピック2020チケット購入方法】
申し込みにはこれまで同様TOKYO 2020 IDが必要
開催までついに9ヶ月を切ったTokyo 2020(東京オリンピック)。11月13日未明からいよいよ第2次抽選販売申し込みが開始される。第1次抽選販売及び追加販売でも未発売だったボクシングのチケットを含む第2次抽選応募期間を前に、どうすれば東京五輪の観戦チケットを購入できるのか。日本在住の方を対象に、その方法を紹介する。
第2次抽選販売は11月13日未明から26日正午まで!
発表が遅れていた東京オリンピックの公式観戦チケット発売第3弾にあたる「第2次抽選販売」の応募期間は、11月8日に正式発表された。
- 抽選応募期間:2019年11月13日(水)未明~11月26日(火)11時59分まで
- 抽選結果発表:2019年12月18日(水)に公式チケット販売サイト上の「マイチケット」で確認可能になる
- 購入手続期間:2019年12月18日(水)~2020年1月10日(金)11時59分まで(※12月24日~1月6日11時59分まで手続き不可)
応募には「TOKYO 2020 ID」が必要となり、「第2希望サービス」や希望セッション落選時の自動的な下位カテゴリー枠抽選「カスケードサービス」など応募・販売システムもこれまでと同様で、公式チケット販売サイトでのみ受付となる。また第1次抽選、第1次追加抽選、パラリンピック第1次抽選当選者および、当選しても購入手続きをしなかった人でも応募・購入は可能だ。
ただし、第2次抽選販売全体で第1次抽選よりも購入枚数の制限が厳しくなる。
- 申し込み・購入可能枚数=計18枚まで
1セッションごとの上限枚数=**「第1次抽選(追加抽選含む)分との累計」**で、予選等のその他のセッションは上限6枚まで、決勝セッションは4枚まで、開閉会式は2枚まで
両国国技館でのボクシングが初発売、人気の開閉会式も追加あり
第2次抽選販売では、32競技743セッションが対象となり、約100万枚を販売予定としている。今回、正式実施決定が遅れていた男女ボクシング(会場・両国国技館)チケットが初めて発売される。
2012年のロンドン五輪のボクシングで金メダルを獲得し、現在プロボクシングWBA世界ミドル級王者として活躍する村田諒太のように、男女ともに将来的にプロ転向する選手もおり、外国人選手も要注目となる。
競争率はさらに上がることが予想されるものの、第1次抽選で応募が集中した開閉会式や競技の人気(メダル)セッションも含まれる。
マラソン、マラソンスイミング、トライアスロン、総合馬術は第2次抽選対象外
今回の第2次抽選販売では、開催地が東京から札幌に変更された男女マラソンに加え、開始時間の変更が検討されているマラソンスイミング、トライアスロン、総合馬術(クロスカントリー団体兼個人)については対象外となった。同じく札幌開催に変更された競歩についてはコース設定関係上、当初からチケット販売予定がなく、札幌開催でも不明となっている。
マラソンについては今後チケットを販売する場合、2020年春の店頭販売に回る可能性があるという。
チケット購入に必要な「TOKYO 2020 ID」とは?
東京五輪の公式観戦チケット購入には条件がある。それが「TOKYO 2020 ID」への登録だ。TOKYO 2020 IDは、東京2020大会公式チケット販売サイトで、チケットを購入する際に必ず必要となるもの。
TOKYO 2020 ID:https://tokyo2020.org/jp/special/2020id/
TOKYO 2020 ID取得には、メールアドレスや名前、現住所の登録が必要だ。また、希望者にはチケット情報やイベント情報などを載せたメールマガジンが配信される。
チケット最高価格は30万円でも、全体の半分以上が8000円以下
東京五輪の公式チケットの価格帯で最も高額なのは開会式で1万2000円から30万円となっている。一方の閉会式は1万2000円から22万円。競技の一般チケットは、最低価格が2500円、最高価格が13万円と設定されている。最高額だけみると「高額」という印象を受けてしまうが、実際にはチケット全体の半分以上が8000円以下と、“手が届く”価格帯で設定されている。
最低価格2500円のチケットが用意されている競技は、ソフトボール、サッカー、ホッケー、近代五種、ラグビー、射撃(ライフル、クレー)、ウエイトリフティングとなっている。なお、陸上競技の競歩はチケット販売を予定していない。
最も高額な13万円のチケットを発売する競技は、陸上競技(トラック&フィールド)だが、最低価格は3000円とかなり幅広い設定になっている。
第2次抽選販売で初発売となるボクシングも決勝戦A席は45000円となるが、予選D席(3階)であれば3500円で観戦できる。
チケット価格はすべて税込み。今後の大会計画や競技スケジュールの変更などにより、変化する可能性がある。
第1次抽選販売の段階で残りが少数になっている席種・日程のチケットがあることも想定されるため、第2次抽選販売は競技・日程によってさらに倍率が高くなることを留意しておこう。
チケットの種類は? スマホにQRコードを表示するタイプも
東京五輪のチケットは3種類ある。まずは「紙チケット」だ。配送やチケット販売所で受け取る紙に印刷されたチケットで、いわゆる「チケット」と言われて、真っ先に思い浮かぶタイプのものだろう。
チケット購入者が自宅などにあるプリンターで印刷する「ホームプリントチケット」もある。自宅のプリンターで出力することに、やや不安を感じる方もいるかもしれないが、これも公式のチケットとして利用できる。
さらに、携帯電話やスマートフォン、タブレットなどの画面にQRコードを表示する「モバイルチケット」も存在する。普段持ち歩いている端末に表示できるという点で便利だが、バッテリー切れなどに注意しなければならない。
いずれの場合も、チケットの受け取り時期は、2020年春以降を予定している。
チケット購入の注意点
繰り返しになるが、東京五輪の公式観戦チケットは、東京2020大会公式チケット販売サイトで扱われ、前述とおり、その利用にはTOKYO 2020 IDが必要となっている。2020年にはチケット販売所が開設されるほか、東京2020組織委員会が指定する販売事業者が販売する場合もある。基本的には、公式チケット販売サイトのみで入手可能と覚えておくことをお勧めする。
気をつけて欲しいのは、東京五輪のチケットを巡って、不正販売や詐欺行為などの犯罪が行われる可能性があることだ。特に入手困難な人気競技や、開会式や閉会式のチケットは、そうした対象となりやすい。東京五輪の観戦チケットの転売は厳しく取り締まられ、通常の方法では転売できず、利用しようとすればIDを辿って不正行為と見なされる。被害に遭わないためにも、正しいチケットの購入方法を理解しておこう。
もしチケットが何らかの理由で不要になってしまった場合は、公式リセールサービスでリセール(転売)できる。こちらは2020年春以降にサービス開始予定だ。
やっぱりあの競技も見てみたい……店頭販売や海外での購入方法は?
観たかった競技の抽選にはずれたり、やっぱりあの競技も観てみたい、といった方には公式チケット販売サイトのほか、チケット販売所での店頭購入も、2020年春以降に予定されている。
ここまでのチケット購入方法は、日本在住者を想定した情報だ。海外在住者向けの販売事業者・販売時期などは、国や地域で異なるために、都度確認する必要がある。