第2回ワールドビーチゲームズが2023年開催に変更|東京五輪の延期を受け
国内オリンピック委員会連合(ANOC)は5月1日、2021年に開催予定だった"第2回ワールドビーチゲームズ"を2023年に延期すると発表した。ANOCは理由について、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でTokyo2020(東京五輪)が2021年に延期となったことを挙げている。
ワールドビーチゲームズは2019年に第1回大会がカタールで行われ、第2回大会が2021年に開催される予定となっていた。ANOCは2020年1月より開催地の立候補を受け付けていたが、新型コロナウイルスの感染拡大により東京オリンピックが2021年に延期となったこと受け、第2回ワールドビーチゲームズの開催を2023年とする判断を下した。ANOCのロビン・ミッチェル会長代行は、「来年には東京2020大会、その半年後には北京2022大会が予定されている。そのためワールドビーチゲームズを開催することは、国内オリンピック委員会(NOC)にプレッシャーを与えることとなる。選手やNOCに十分な準備期間を設けるために延期を決断した」とコメントした。なお、2023年に延期された第2回ワールドビーチゲームズの開催地は現在未定。ANOCは現在、開催地の立候補見直しを進めており、来年に再び立候補を受け付ける予定としている。
ワールドビーチゲームズは、国内オリンピック委員会連合(ANOC)が主催するビーチスポーツの国際総合競技大会で、2019年10月に初めて開催された。第1回大会はカタールのドーハで13競技36種目が行われ、男子ボルダリングで原田海が、女子ボルダリングで野中生萌が優勝した。