第102回全国高等学校野球選手権大会が中止に…春の甲子園に続き

文: 渡辺文重

日本高等学校野球連盟は5月20日、6月下旬から行われる49地方大会、8月10日開幕の第102回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)の中止を決定した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるリスク、選手や関係者の安全と健康を最優先に考えた苦渋の決断と説明する。

2019年夏の甲子園を制した履正社(大阪)/時事

大会を主催する高野連および朝日新聞社は連名で、声明を発表。「約3800校の選手が参加する地方大会は1カ月半にわたり約250球場で開催され、全国大会は団体での長時間の移動や長期の宿泊を伴います。選手や大会運営関係者の感染リスクはぬぐえません。休校や部活動の停止も長期化し、練習が十分ではない選手のケガなどが懸念されます。学業の遅れを取り戻すために夏休みの短縮などが検討される中、新たな大会日程を確保することも困難です。今後、スポーツイベント開催の制限が緩和される状況になれば、感染防止対策を充実させたうえで地域の実情に応じ、高校野球の大会や試合を支援する方策を探っていきます」としている。

高野連は新型コロナウイルスの影響により、第92回選抜高等学校野球大会(春の甲子園)も中止を決定。2020年の甲子園は、春・夏とも中止となった。春夏連続の中止は、戦争による中断を除くと史上初。

また5月20日に行われた高野連の理事会では、8月26日から6日間、明石トーカロ球場(兵庫県明石市)とウインク球場(兵庫県姫路市)で開催を予定していた、第65回全国高等学校軟式野球選手権大会も中止することが決定された。