10月13日、男子バレーボール・ワールドカップ(FIVBワールドカップ)は9日目を迎えた。男子バレーボール日本代表「龍神NIPPON」は、1日オフの後、世界ランク8位のエジプトと広島グリーンアリーナで対戦。1度追いつかれたものの3-1で勝ちきった。
今大会4勝4敗と波に乗り切れないイラン代表に対し、4連勝で勢いに乗る日本代表。この日も勢いの差が結果に表れた。第2セットをデュースの後に落とし、1-1に追いつかれても、崩れることなく第3、第4セットと着実に取りきり、最後は3-1(25-16、26-28、25-13、25-21)で勝ちきった。
日本代表の中垣内祐一監督は、勝因として福澤達哉(パナソニック・パンサーズ)のサーブを受けるレセプションを挙げた。FIVBがコメントを掲載した。「相手のブロックに苦しめられましたが、落とした第2セットを除いて、試合を通じて良いバレーができたと思います。西田や石川は、いつものようにソリッドなプレーをしてくれましたが、福澤達哉のレセプションがチームのリズムを保ってくれました」
同じくFIVBは、日本代表主将の柳田将洋(ユナイテッド・バレーズ/ドイツ)の台風19号に被災した人々への励ましを紹介した。「昨日の台風では、非常に多くの人たちに被害が及びました。今日、ここでチームがバレーボールをできる幸運を実感しています。僕らは、日本を代表しているチームなので、被災した方々に勇気を与えるために、できる限りの戦いをしたいと思っています。残りの試合も、同じように勇気づけられるような試合を続けたいです」
これで日本代表は同大会史上初の5連勝、2位のポーランド、3位の米国と7勝2敗で並んだ。翌10月14日、日本代表「龍神NIPPON」は今大会無敗のブラジル代表と対戦する。