10月14日、男子バレーボール・ワールドカップ(FIVBワールドカップ)は10日目を迎えた。男子バレーボール日本代表「龍神NIPPON」は、優勝に王手をかけたブラジルと広島グリーンアリーナで対戦。世界一の強豪を相手に、1-3で敗れた。ポーランドと米国がそれぞれ勝利したため、日本の4位が確定した。
ブラジル代表が誇る世界屈指のセッター、ブルーノ・レゼンデを中心とした多彩な攻撃に日本代表は苦しめられる。ここまで攻撃面でチームを引っ張ってきた西田有志(ジェイテクト・STINGS)、石川祐希(キオエネ・パドバ/イタリア)が気を吐き、善戦したものの1-3(17-25、26-24、14-25、25-27)で敗れた。
日本代表主将の柳田将洋(ユナイテッド・バレーズ/ドイツ)は、強豪との対戦ではサーブの成功が鍵を握るとFIVBの公式サイト内で分析した。「今日は、ブラジルのサーブに苦しめられた部分もありましたが、僕らのサーブも効果的でした。なので、ブラジルを相手にやるべき戦い方は、できていたと思います。しかし、サーブがうまく行かなかったときは、ブラジルに好きなように攻められてしまい、ブロックも間に合いませんでした」と冷静に振り返った。
大会最後となるカナダ戦に向けて、柳田は「明日は大会最後の試合なので、素晴らしい締めくくりのために一丸となって戦いたいです」と意気込んだ。