【柔道】4月の全日本選抜体重別が延期…男子66キロ級の東京五輪代表選考

1 執筆者 渡辺文重
男子66キロ級の東京五輪代表選考は延期に

全日本柔道連盟(AJJF)は3月27日、4月4日と5日に福岡国際センター(福岡県福岡市)で、無観客開催を予定していた全日本選抜柔道体重別選手権大会を延期すると発表した。延期時期は未定。同選手権はTokyo 2020(東京五輪)の男子66キロ級日本代表選考会を兼ねていた。

AJJFは公式サイトを通じ、以下のように経緯を説明している。

「現在、日本国内において新型コロナウイルスの感染例が相次ぎ発生している中、感染経路が未だ明確に判明していないことから、不特定多数の方が集まる行事を実施することについて、感染の危険性が危惧されている状況です。更に、多数の大会参加者、大会関係者の居住する首都圏では外出の自粛要請もあります」

「本日、第3回新型コロナウイルス対策委員会電話協議での結果、2020年4月4日(土)・5日(日)に開催を予定しておりました標記大会を、延期させていただくことにいたしました。なお、代替日時につきましては、現在検討しているところであり、時期は決定しておりません。確定次第改めてご連絡させていただきます」

AJJFは東京五輪の日本代表選考を3段階で実施。すでに2段階まで行われ、東京五輪実施の全14階級中、男子66キロ級を除く13階級で代表が内定。同階級は、丸山城志郎(ミキハウス)と阿部一二三(日本体育大学4年)の実力が拮抗しているため、第3段階・全日本選抜体重別選手権後の強化委員会で選考されることとなった。

全日本選抜組み合わせ:男子66キロ級五輪代表は丸山城志郎か、阿部一二三か

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