東京五輪に向けた交通対策テストを複数実施へ:大規模輸送テストは8月25日
東京五輪の渋滞への対策テスト始まる
あと1年を切ったTokyo 2020(東京五輪・パラリンピック)に向け、大会開催中に渋滞が予想される首都圏の交通網混雑緩和のため、今年2019年の夏、交通対策テストを複数実施する。開閉会式テスト日となる8月25日には、選手バス、観客移動を模した大規模輸送テストが行われる。
2019年・夏、5つの交通対策テストを実施
1年前となる今年の夏(令和元年)、来るTokyo 2020開催時と同じ日程で、5つの交通対策テストを行う。
スムーズビズ推進機関(混雑緩和に向けたテスト期間)
- 2019年7月22日~9月6日
集中取組期間1(オリンピック期間に相当)
- 2019年7月22日~8月2日 ※終了
チャレンジウィーク(各社のピークに合わせる期間)
- 2019年7月22日~7月26日 ※終了
集中取組期間2(パラリンピック期間に相当)
- 2019年8月19日~8月30日
開閉会式を想定した大規模テスト
-
2019年8月25日(日)
交通量の低減・交通規制のテスト
開閉会式を想定した大規模テスト以外は、開催期間中を想定して、東京都内を中心とした圏央道エリア内部の一般道・高速道路で、交通量の低減、および一部区間の交通規制を実施する。
オリンピック期間に相当する「集中取組期間1」(7月22日~8月2日)、「チャレンジウィーク」(7月22日~7月26日)はすでに終了した。
「チャレンジウィーク」は、配送、宅配、公共交通機関など各企業の協力のもと行われたテスト。どこのエリアで交通量が増えるのかなどモニタリングを行い、交通データを集めた。今回のテストで得た各データは、8月中のテストや来年の本番対策に利用される。
交通量の低減テスト
集中取組期間1(オリンピック期間に相当)
- 2019年7月22日(月)から8月2日(金)まで ※終了
集中取組期間2(パラリンピック期間に相当)
- 2019年8月19日(月)から8月30日(金)まで
交通規制テスト
- 2019年7月24日(水)及び、7月26日(金) ※終了
- 2019年8月23日(金)
※8月23日は、7月のテスト結果により実施するか否かが決まる予定
交通規制内容
高速道路では、本線料金所から都心方向に流入する車の通行制限に加え、交通状況により入口閉鎖等を行う。一般道では、環状七号線を超えて都心方向に流入する車の通行制限を実施する。
開閉会式を想定した大規模テストについて
2020年の東京オリンピック・パラリンピックにおいて、開閉会式当日は、選手、大会関係者、マスコミ、そして観客による大規模な人々の移動が、短期間かつ集中的に行われることが予想されている。
高速・一般道における交通網に大きな影響を及ぼす事態を想定し、配送会社などの流通業界や交通機関などの各企業との協力のもと、輸送テストを実施する。
20~30台のバスを首都圏内に走らせる大規模な輸送テストとなり、青海の選手村予定地から新国立競技場(オリンピックスタジアム)までの道程での渋滞対策、安全対策を含めた試験内容となる。
テスト実施日
- 実施日:2019年8月25日(日)
時間帯については、組織委員会ホームページにて後日発表。テストエリアの周辺自治体からも別途、告知される予定。
東京2020組織委員会と警視庁からのマイカー利用の自粛の協力要請
東京2020組織委員会と警視庁は、テスト期間中、エリア内でのマイカー利用を控えるよう、協力を要請している。
以下、同組織委員会HPから引用する。
<東京2020大会における「交通対策」の重要性について>
大会期間中は、選手をはじめとする大会関係者を安全かつ円滑に輸送することが大切です。
マイカー利用の自粛(電車の利用)や業務用車両の通行調整など、交通量の低減へのご協力をお願いします。
その上で、高速道路の必要な箇所で、本線料金所での通行制限や交通量に応じた入口閉鎖等の交通規制を段階的に実施し、大会成功の土台ともなるスムーズな交通環境をめざします。
皆さまのご理解とご協力をお願いします。
問い合わせ先
各種テスト等における問い合わせ先は以下となる。
交通対策テストについての問い合わせ先(7月22日~9月6日)
問い合わせ先
電話番号
- 03-3534-2630
受付時間
-
09:00~17:00(土日祝日を除く)
開閉会式大規模輸送テストについての特設問い合わせ先(8月25日)
問い合わせ先
電話番号
- 0570-09-2020(有料)
受付時間
-
09:00-17:00(土日祝日を除く)
テスト期間中の道路交通情報について
問い合わせ先
電話番号
- 050-3369-6600
受付時間
- 09:00~17:00(土日祝日を除く)