射撃のアジア選手権が現地時間11月9日にカタール・ドーハで開催され、ライフル射撃の「女子ライフル3姿勢」で平田しおり(明治大学)が銅メダルを獲得。Tokyo2020(東京オリンピック)代表に内定した。平田は初のオリンピック出場となる。
日本ライフル射撃協会(NRAJ)が定める東京オリンピック代表選手選考要綱では、今回のアジア選手権で日本人最上位選手が東京オリンピック代表選手に内定することになっていた。
平田は「オリンピックQP(国ごとに与えられる出場権)を取れて嬉しい。両親と地元石川県のコーチに感謝したい。試合中は自分自身に向き合って撃てたので緊張はなかった」と日本ライフル射撃協会を通してコメントした。
ライフル射撃3姿勢とは、うつ伏せの状態で銃を撃つ「伏射」、立って撃つ「立射」、片膝を立てて撃つ「膝射」の3つの姿勢から50m先の標的を射撃する競技である。各姿勢40発合計120発で争う。
ライフル射撃のうち、3姿勢以外の種目(男女10mエアライフル、男女10メートルエアピストル、男子25mラピッドファイアピストル、女子25mピストル)は2020年3月に国内でオリンピック最終選考会が行われ、そこで東京オリンピック代表選手が決定する。