天皇杯優勝のヴィッセル神戸、元独代表FWポドルスキ「クラブにとって重要なタイトル」

1 執筆者 渡辺文重
最前列で横になって喜ぶポドルスキ

Tokyo 2020(東京五輪)のメイン会場となる国立競技場で行われたJFA(日本サッカー協会)第99回全日本選手権大会決勝。元日に天皇杯を掲げたのは、ヴィッセル神戸だった。元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは「クラブにとって重要なタイトルだ」と、その意義を強調した。

ポドルスキはポーランド出身の34歳。ケルンやバイエルン・ミュンヘンといったドイツ・ブンデスリーガ所属クラブなどで活躍した後、2017年にガラタサライ(トルコ)から神戸へ移籍する。ドイツ代表として2014FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ・ブラジル大会の優勝に貢献するなど、多くのタイトルを獲得してきたポドルスキだが、「神戸25年の歴史で初めてのタイトルということで本当にうれしい。クラブの歴史に、自分たちの名前を刻めたと思うし、クラブとしても重要なタイトルになったと思う」と語った。

「きょう勝ったことで全てが終わるわけではない。もちろん先があるので、きょうはみんなで祝杯を挙げるが、前を向いて鍛え直します」と語るポドルスキだが、自身の契約について聞かれると「まだ何も決まっていない。数日後にはドイツへ戻るので、ゆっくりドイツで将来のことを考えたい」と述べた。

天皇杯決勝で、鹿島アントラーズを2-0で下した神戸は、2020シーズンのAFC(アジアサッカー連盟)チャンピオンズリーグ(ACL)グループステージへの出場権を獲得。ACLグループステージでは水原三星(韓国)、広州恒大(中国)、ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)と同組になる。

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