現地時間4月11日、北京オリンピックの男子トライアスロン・金メダリスト、ヤン・フロデノ(ドイツ)は自宅でアイアンマン・トライアスロンを実施。新型コロナウイルス患者の治療に従事する医療事業者への寄付金を集める目的で行われ、日本円で約2400万円が集まった。
フロデノは新型コロナウイルスの影響で苦境を強いられている医療従事者支援のため、「#TriAtHome」と題し、スペインのジローナにある自宅でアイアンマンレースに挑戦。Facebookライブでストリーム配信した。
自宅の流水プールで3.8キロを泳ぐと、バーチャルトレーニングアプリおよび関連機器「ズイフト(Zwift)」を使ったライド(自転車)で180キロを走行した。同システムを使い、世界中から800人近くのライダーがともに走ったという。最後のランは同じくズイフトを使って行われ、トレッドミル(ランニングマシン)上で42キロを走りきり、8時間33分39秒の末に達成した。
チャレンジ中に募っていた寄付金は約20万ユーロ(約2400万円)に到達。集まった寄付金はフロデノの住むスペイン国内の医療機関向けに提供されるという。チャレンジ後も引き続き寄付を募っている。