現地時間の9月13日、カナダで行われたフィギュアスケートの『オータムクラシックインターナショナル』で優勝した紀平梨花は、来るグランプリシリーズでの4回転ジャンプ挑戦に向けて抱負を語った。
初日のショートプログラムを首位発進した紀平は、フリースケーティングでも145.98点を挙げ、総合224.16点。2位のエフゲニア・メドベージェワを総合で8.5ポイント近く引き離し、日本人女子シングルで初の同大会優勝を遂げた。
紀平はフリーで、冒頭のトリプルアクセル(3回転半)とダブルトーループの連続ジャンプに成功。2度目のトリプルアクセルは回転不足となるも、3回転フリップと3回転トーループの連続ジャンプに加え、終盤に3回転ループを決めた。
試合後、インタビューに応えた紀平自身、ジャンプの安定力が増した実感を伺わせた。
「昨シーズンよりは(トリプル)アクセルを安定させることができてきたので、グランプリシリーズに向けてさらに安定させたい。ほか(ジャンプのレパートリー)が安定すれば、4回転(ジャンプ)を入れてどんな着氷になったとしても、ほか(のジャンプ)が崩れないと思うので、今はもっともっと安定させたい」