ゴルフ海外女子メジャーの全英女子オープンは、初出場・渋野日向子の優勝で幕を閉じた。日本では1977年全米プロの樋口久子以来となる「42年ぶりの日本人メジャー制覇」が強調されているが、海外メディアも20歳の“シンデレラ”に注目している。
米国「ニューヨークタイムズ」紙は「大会前は無名といえる存在だったが、いまは“微笑みのシンデレラ”と呼ばれている」と、その活躍をグリム童話のシンデレラに例えた。またイギリス「BBC」は「これはシンデレラの物語だ」と、Webサイトに渋野の活躍を捉えたダイジェスト動画を掲載した。
また米国「ESPN」は、渋野の臨時マネジャーを務めたシゲマツ・ヒロシ氏に注目。シゲマツ氏は渋野が所属するRKS山陽放送の社員で、“ロンドンの路上アーティストに触発されたかのような奇抜な装い”をしていたと紹介。富士山の被り物、青いアフロのかつら……、シゲマツ氏が道化を演じることで、渋野は競技に集中できたと解説している。