第88回全日本フィギュアスケート選手権は12月22日、大会最終日を迎えた。男子フリースケーティングは、20日のショートプログラムで2位だった宇野昌磨(トヨタ自動車)が184.86点を記録。SPで首位に立った羽生結弦(ANA)を逆転して大会4連覇を達成した。羽生は総合2位。
東京・代々木第1体育館で開催された全日本フィギュアスケート選手権。会場をひときわ沸かしたのは、18番目に滑走した鍵山優真(星槎国際高等学校横浜)だった。SPは77.41点で7位だったが、FSでは4回転+2回転トーループを成功させるなど、180.5点を記録。16歳の全日本ジュニア王者が暫定で総合トップに立つ。
鍵山を上回ったのは最後から2番目、23番滑走の宇野だった。4回転フリップや4回転+2回転トーループを成功して184.86点を記録。合計290.57点で首位に立つ。続く最終滑走の羽生は、4回転ループや4回転トーループなどで出来栄え点(GOD)がマイナスとなり、172.05点。合計282.77点で宇野に及ばず、2位で大会を終えた。2020年からアイスダンスに転向する髙橋大輔(関西大学KFSC)は12位となっている。
男子シングルの最終結果(FSを滑走した23人)は以下の通り。
- 宇野昌磨(トヨタ自動車)290.57
- 羽生結弦(ANA)282.77
- 鍵山優真(星槎国際高等学校横浜)257.99
- 田中刑事(倉敷芸術科学大学)252.44
- 佐藤 駿(埼玉栄高校)246.50
- 友野一希(同志社大学)244.69
- 山本草太(中京大学)220.49
- 須本光希(関西大学)220.28
- 佐藤洸彬(南部美人)215.23
- 島田 高志郎(木下グループ)212.24
- 本田ルーカス剛史(綾羽高校スケート部)209.96
- 髙橋大輔(関西大学KFSC)204.31
- 日野龍樹(中京大学)202.73
- 木科雄登(金光学園)198.77
- 山隈 太一朗(明治大学)194.01
- 中村 優(関西大学)193.39
- 鈴木 潤(北海道大学)189.30
- 櫛田一樹(関西学院大学)187.38
- 吉岡 希(アクアピアスケーティングクラブ)180.62
- 渡邊純也(関西学院大学)180.38
- 山田耕新(SMBC)173.35
- 本田太一(関西大学)173.08
- 山本恭廉(アテナ豊橋FSC)150.06