体操・内村航平、まさかの37位で予選落ち…世界選手権代表入りは絶望的に

日本選手権予選落ちで東京五輪出場も大陸別

競技中にも左肩の痛みに顔を歪める内村航平

第73回全日本体操個人総合選手権の第1日目が4月26日に群馬の高崎アリーナで行われ、オリンピック連覇中の王者・内村航平は予選落ちとなった。

内村は2017年の世界選手権で個人総合の跳馬の競技中に負傷し、連覇記録が「6」でストップ。その後も故障に苦しみ、昨年の日本選手権では3位止まり。11連覇を逃すと、同年の世界選手権では故障の影響で個人総合の出場もかなわなかった。

日本選手権では1種目の床で14.000点と精細を欠くと、鞍馬は12.500点、吊り輪は13.433点、平行棒では12.633点と、いずれも点数を伸ばすことができず。最終種目の鉄棒でも13.700点に終わり、合計80.232点。総合成績は37位に沈んだ。

今回の全日本選手権は今年10月にドイツで開催される世界選手権の選考を兼ねている。内村は予選を突破できなかったため、今大会での権利獲得が消滅。さらにもう一つの選考大会となるNHK杯は今大会の決勝の30名が出場するため、同枠で出場権を取る可能性も消えた。

全日本選手権、NHK杯、さらに6月の全日本種目別選手権における各種目の上位成績者が団体チームのメンバーとして選出される可能性は残っているものの、内村がこのケースに該当する可能性は極めて低く、代表入りは絶望的となった。

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