今夏、レアル・マドリーに加わった日本代表MF久保建英は、今季どのコンペティションで戦うのか、まだ明確になっていないようだ。スペイン『マルカ』が伝えている。
プレシーズンの間、北米、ドイツのファーストチーム遠征に帯同し、なかなか結果の残せないチームの中で、久保は大きなインパクトを残していた。
だが、この働きが皮肉にも久保の将来を不透明にしているようだ。レアル・マドリーは依然として日本代表MFがクラブに残りカスティージャ(スペイン3部所属のBチーム)でプレーするのか、ファーストチームでのプレー機会を得るため、ローンで他クラブに放出するか決めかねているようだ。
『マルカ』によると、久保に対しての具体的なオファーはバジャドリーから届いているのみという状況の様子。レアル・マドリーは移籍市場閉幕まで3週間余りになったものの、久保の将来を焦って決めるつもりはないようだ。
7日に久保は、同じく今夏にレアル・マドリーに加入した18歳のブラジル人FWロドリゴとともにカスティージャでデビューを果たし、アルコルコン戦の3-0の勝利に貢献。10日に行われるテネリフェ戦にも、久保が出場することが予想されている。
また『マルカ』はトップチームでプレーするウルグアイ出身のフェデリコ・バルベルデがスペイン国籍を取得することにより、空席になるEU圏外枠の残り1枠は、ロドリゴが使用すると予想。
そのため、以前から報じられているように、久保はカスティージャでプレーしながらトップ昇格を目指すか、はたまたレンタルで他のクラブへ出場機会を求めるということになりそうだ。