東京の日本武道館で開催中の世界柔道選手権は、9月1日に8日目を終えた。最終日となるこの日、男女混合団体戦が行われ、日本が優勝を果たした。男女混合団体戦が2017年世界選手権ブダペスト大会で導入されて以来、日本は3連覇を達成した。
「Tokyo 2020(以下、東京五輪)」でも行われるこの種目は、各チーム男女3人ずつの計6人で構成される。階級は、男子73キロ、男子90キロ、男子90キロ超、女子57キロ、70キロ、70キロ超の6階級。無作為で選抜された順に各階級の試合が行われ、先に4勝したチームが勝利となる。
シード国として準々決勝から出場した日本は、初戦の韓国、準決勝のブラジルと4-0の快勝で決勝に進出。決勝では、同大会でもメダルランキング2位の強豪フランスと対戦。日本は、影浦心(男子90キロ超級)、芳田司(女子57キロ級)、大野将平(男子73キロ級)、新井千鶴(女子70キロ級)、村尾三四郎(90キロ級)、濵田尚里(70キロ超級)の6人で試合に臨んだ。試合は、4-2で日本チームが勝利。
男子90キロ超級の影浦心と女子70キロ超級の濵田尚里の二人は、3戦全てで勝利を挙げ、優勝に貢献した。濵田尚里は、個人戦女子78キロ級決勝で敗れたマドレーヌ・マロンがへのリベンジを達成。影浦心は、個人戦の出場枠を獲得できず、団体戦でアピールの好機を活かしきった。日本はトータルで5つ目の金メダルを獲得し、有終の美を飾った。