レアル・マドリー久保建英の現状について「報われていない」と現地報道

レアル・マドリーの久保建英

今夏の移籍市場でレアル・マドリーはエデン・アザール、ルカ・ヨヴィッチ、フェルラン・メンディ、エデル・ミリトン、ロドリゴ、久保建英などを獲得。

だがプレシーズン期間の親善試合で、なかなか結果が出ていない状況もありスペイン『AS』英語版がレアル・マドリーの新獲得選手の特集記事を組んでいる。

「レアル・マドリーは今のところ、勝利、引き分け、そして3つの黒星を喫しており、新シーズンに大きな前進を見せることができていない。ロス・ブランコス(レアル・マドリーの愛称)が獲得した新戦力についても、若者の久保とロドリゴは才能の片りんを見せている一方、メンディ、ヨヴィッチ、アザールなどは本領を発揮することができていない」

その中で久保建英とロドリゴについては「18歳の2人は、混乱からは程遠い」とポジティブな論調で伝えた。

とりわけ久保については「久保は十分なクオリティをピッチ上で見せつけている。それにも関わらず、出場機会は満足に与えられておらず、報われない状態が続く。プレシーズンではわずか103分のプレーにとどまっており、(ジネディーヌ)ジダン監督は会見の場で久保のカスティージャ行きを示唆している」と紹介した。

記事では新戦力のヨヴィッチとメンディが早くも負傷離脱を余儀なくされていることについても触れ「今のところ、新獲得選手で期待以上のプレーを見せているのはロドリゴと久保だ」と強調している。

プレシーズン期間でまだ十分に出場機会を与えられていない久保は、今季カスティージャでプレーする可能性が高い模様。その一方、トップチームのピッチに立った時に見せる久保の存在感は、現地記者から見ても非凡なものがあると見ているようだ。

レアル・マドリーは7日にザルツブルクと、11日にローマとの親善試合を行い、17日に敵地でセルタとのリーガ開幕戦を迎える。それまでジダン監督はどのようなチームを形成するのか。また、久保が今後トップチームで出場機会を増やすことができるのか、引き続き見逃せない状況が続きそうだ。

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