【ラグビー】女子15人制のW杯予選、男女7人制の日程が変更…新型コロナ影響

6月開幕のU20選手権イタリア大会は中止に

1 執筆者 渡辺文重
新型コロナウイルスはラグビー界にも大きな影を落とす

日本ラグビーフットボール協会(JRFU)は3月21日、日本代表の各カテゴリに関する今後のスケジュールを発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、Tokyo 2020(東京五輪)に向けた強化や、RWC2021アジア最終予選にも影響が出ている。

■男子セブンズ日本代表

3月7日と8日に開催されたHSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2019-2020第6戦バンクーバー大会(カナダ)に、招待枠で出場。14位で大会を終えた。なお5月に開催予定の第7戦ロンドン大会(イギリス)と第8戦パリ大会(フランス)は、延期が発表されている。

7S第6戦後、来季7Sレギュラー参戦を懸け、3月28日から香港で行われる7Sチャレンジャーシリーズ・プレーオフに出場予定だったが、プレーオフは延期。4月25日から味の素スタジアム(東京都調布市)で開催される予定だった東京五輪テストイベント、アジアセブンズインビテーショナル2020は中止となった。

■女子セブンズ日本代表(サクラセブンズ)

2月1日と2日に行われた7S第5戦シドニー大会(オーストラリア)に招待枠で出場。9位で大会を終える。その後、3月28日と29日にアフリカ・ステレンボッシュで行われる7Sチャレンジャーシリーズに向け、国内で合宿を行っていたが、チャレンジャーシリーズは延期。アジアセブンズインビテーショナル2020も中止となり、東京五輪に向けて国内合宿で強化を進める。なお、4月1日から3日に予定されていた国内合宿(埼玉県熊谷市)は中止となった。

■男子15人制日本代表(ブレイブブロッサムズ)

次の試合として予定されているのは、6月27日にエコパスタジアム(静岡県袋井市)で開催されるウェールズ代表戦。開催可否に関わるアナウンスは行われていない。ただし、6月28日開幕のワールドラグビーU20チャンピオンシップ2020イタリア大会は3月21日、中止が発表された。

■女子15人制日本代表(サクラフィフティーン)

ラグビーワールドカップ(RWC)2021ニュージーランド大会出場を目指す日本代表は、3月に香港で開催されるRWCアジア最終予選を兼ねるアジア選手権に出場を予定していた。しかし2月中旬に5月への延期が発表。さらに3月21日、再延期が発表された。日程は未定。

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