現地時間5月8日、アメリカ合衆国テキサス州のAT&Tスタジアムで、WBAスーパー・WBCスーパーミドル級王者サウル・"カネロ"・アルバレス(メキシコ)とWBO同級王者ビリー・ジョー・サンダース(イギリス)の王座統一戦が行われ、TKO勝利したアルバレスが統一に成功した。また、元世界主要4団体ミニマム級王者でWBO世界ライトフライ級11位の高山勝成(寝屋川石田)は、同級王者エルウィン・ソト(メキシコ)に9回TKOで敗れた。
試合は8回に右目下を負傷したサンダースが9回開始前に棄権し、TKOでアルバレスが勝利。アルバレスはWBA、WBOスーパーミドル級統一王者となった。サンダースは、北京オリンピック・ウェルター級英国代表を経験後にプロ入りし、以来30勝14KOで無敗を誇ったが、今回プロ初黒星を喫した。
同日のWBO世界ライトフライ級タイトルマッチでは、東京五輪ボクシング代表入りがかなわず、プロ復帰を果たした高山勝成が王者ソトに挑戦。9回にレフェリーストップによるTKO負けで、2階級制覇とはならなかった。