プロ野球ドラフト会議2019の日程と中継・放送予定を紹介|佐々木、奥川、森下ら注目選手の交渉権を勝ち取るのは?

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2019年のドラフト会議は10月17日(木)に行なわれる

プロ野球の未来のスターの運命が決まる「ドラフト会議」。今年は佐々木朗希(大船渡高)や奥川恭伸(星稜高)ら高校生への指名集中が予想される。果たして有力選手の交渉権を勝ち取るのはどの球団になるか。注目イベントの放送予定を紹介する。

ドラフト会議2019の日程と放送予定

<日程>

10月17日 17:00開始予定

<放送予定・配信サービス>

ドラフト会議の地上波中継はTBS系列、CS放送はスカイAで行なわれる。ただし開始予定時刻が17時と早いため、職場や学校でテレビを見られないファンも多いはず。その場合はネット配信を利用しよう。また、TwitterなどのSNSを利用すれば映像がなくてもリアルタイムでドラフト会議の進行やファンの盛り上がりをチェックできる。

ドラフト会議の観覧について

グランドプリンスホテル新高輪で行なわれるドラフト会議は、一般ファンのための観覧席も設けられている。専用のフォームより応募し、当選を伝えるメールを受け取れば未来のスターの運命が決まる瞬間を生で見届けられる(応募期間は9月26日に終了)。例年、観覧の権利を求めて多くのファンが応募するため、倍率はとても高い。

<観覧の注意点>

運良く観覧の権利を勝ち取れた場合に注意したいのは、観覧できるのは当選者本人のみ、という点。せっかくの一大イベントなので、友人や家族を誘って行きたいところだが、それはできない。また、服装の指定はない。応援しているチームのユニフォームを着ていってもOKだ。

2019年のドラフト注目選手

<高校生>

■佐々木朗希(大船渡高校)

投手/右投右打

最速163キロを誇る「令和の怪物」。大船渡高では1年夏からベンチ入りして2年秋にはエースになった。U-18W杯にも招集され、6球団のスカウトが熱視線を送るなど注目度は高い。なお、すでに日本ハムが1位指名を宣言している。

■奥川恭伸(星稜高校)

投手/右投右打

ドラフト1位指名確実な即戦力投手。星稜高では1年秋から主力となり、4度甲子園に出場。3年夏は最速154キロの直球と変化球を武器に防御率1.09を記録し、チームを決勝へと導いた。続くU-18W杯ではカナダ戦において7回18奪三振と世界の野球ファンも驚ろかせた。

■西純矢(創志学園高校)

投手/右投右打

2年夏に出場した甲子園では創成館高との1回戦で16奪三振の快投。闘志をむき出しにした投球スタイルで一躍注目を浴びた。3年夏は岡山大会準決勝で敗退し、涙を飲んだ。U-18W杯では投手に加えて外野を守りユーテリティ性もアピールした。

■及川雅貴(横浜高校)

投手/左投左打

佐々木、奥川、西に並ぶ「高校BIG4」のうちの1人。今夏の神奈川県大会には多くの球団スカウトが視察に訪れた。最後の夏はリリーフ登板した県準々決勝で敗戦したものの、自らの武器と語るストレートに磨きをかけ、左腕ながら最速は154キロに。

■飯塚脩人(習志野高校)

投手/右投左打

習志野第二中時代は3番手の投手として外野手としての出場が多かったものの、名門・習志野高校で頭角を現し同校のエースに成長。センバツ優勝の原動力となった。

■森敬斗(桐蔭学園高校)

内野手/右投左打

強豪・桐蔭学園高校で1年夏からベンチ入りし、センバツでは1試合3安打を記録した。今夏の神奈川大会では4回戦で敗退して甲子園には出場できなかったものの、U-18W杯の日本代表に選手され、本職のショートではなく、センターで持ち味の「声と元気」を生かして好プレーを披露した。

■石川昂弥(東邦高校)

内野手/右投右打

高校通算55本塁打を誇るスラッガーであり、投げては最速144キロを記録する二刀流。小学2年生からツースリー大府で野球を始め、6年時には中日ジュニアでプレーした。中学生になると愛知知多ボーイズに所属。高校では1年春からベンチ入りを果たし、3年センバツでエースとして30年ぶりの優勝を飾り、今夏はサードに専念。U-18W杯にも選ばれ、「日本の4番」としてホームランも放った。

■井上広大(履正社高校)

外野手/右投右打

今夏の甲子園ではライバルの奥川から試合を決める特大HRを放ち、チームを優勝に導いた。高校通算49本塁打を誇り甲子園では全試合4番として安打を記録。長打力では石川昂弥に劣らない。

<大学生>

■森下暢仁(明治大学)

投手/右投右打

東京六大学野球で35試合13勝9敗、防御率2.78を記録し、明治大学を38年ぶりの優勝に導いた。最速150キロ超えのストレートに加え、コントロールも抜群。1位指名が予想される即戦力右腕だ。

■津森宥紀(東北福祉大学)

投手/右投右打

高校1年生の時、部内に右投手ばかりという事情から本格的にサイドスローに。150キロに迫るストレートと鋭いスライダーで打者を手玉にとり、奪三振の数も多い。仙台六大学野球では防御率0.91の成績を残した。

■海野隆司(東海大学)

大学に入学すると、2年春から正捕手の座をつかみ、3年春にはリーグ戦で首位打者に。打撃だけでなくリードの技術や盗塁阻止にも定評があり、世代ナンバーワン捕手として上位指名が予想される。

<社会人>

■河野竜生(JFE西日本)

投手/左投左打

最速151キロの即戦力左腕。小学生の時に林崎スポーツ少年団で野球を始め、中学では3年時からエースに。鳴門高では3年連続甲子園出場を達成し、JFE西日本に進む。精度の高い制球力と多種多様な変化球を生かした投球術でバッターを手玉に取る。

■太田龍(JR東日本)

投手/右投右打

小学1年時から野球を始め、中学では軟式野球部をプレー。れいめい高では成長痛に悩まされたが、JR東日本入社後は若獅子賞を受賞するなど投手として着実に力を付けている。特徴は190cmの身長から投じられる最速153キロのストレート。直球を武器に並み居る打者を打ち取っていく。

■宮川哲(東芝)

投手/右投右打

中学時に所属した生駒ボーイズでは控えの野手だったが、東海大山形高に進学すると、2年生の秋から投手として頭角を現し、上武大でピッチャーに専念。2年前のドラフトで指名漏れするも、東芝で直球の質や変化球のキレを磨き、上位指名選手候補に名を連ねるまでに成長した。今年こそ念願の指名を勝ち取りたい。

■立野和明(東海理化)

投手/右投右打

豊山フェニックスで小学1年時から野球を始め、中学時代は東海ボーイズでプレー。高校では2年秋からエースを務め、チームを牽引した。東海理化に進むと、1年目から主力としてチームの勝利に貢献。マックス152キロの直球でガンガン押していくスタイルが持ち味。