【フェンシング】フルーレ・三宅諒「お金がないから」…Uber Eats配達員に

1 執筆者 渡辺文重
ロンドン五輪フルーレ日本代表。左から三宅諒、太田雄貴、千田健太、淡路卓

2012年ロンドン五輪で太田雄貴、千田健太、淡路卓とともにフェンシング男子フルーレ団体・銀メダルに輝いた三宅諒は4月29日、配信サイト「note(ノート)」を更新。「お金がない」ため、料理配達サービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」でアルバイトを始めると明かした。

三宅は日本フェンシング協会(FJE)の定める国内ランキングで10位、国際フェンシング連盟(FIE)の世界ランキングで39位(日本人4位)のトップフェンサーで、父・正博さんが代表を務めるクラブ・フェンシングステージを所属先としている。

3月24日には、2月にイタリア・トリノで行われたグランプリ(三宅は108位)、カイロ(エジプト)で行われたワールドカップ(同147位)などの遠征費自己負担額が、事前入金を合わせて約67万円になったことを明かし、「これは高い」とTwitter(ツイッター)で吐露。この投稿には、現FJE会長の太田氏も「会長が不甲斐ないばかりに申し訳ない」と引用RTしたほか、他競技のアスリートからも同様の窮状が寄せられた。

三宅は4月27日、クラウドファンディング「Unlim(アンリム)」の利用を発表。また「note」にて配信された文章「明日からバイト始めます。」は前後編となっており、30日公開予定の後編では、「Uber Eats」のアルバイトについて報告するとしている。

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