バレーボールのVリーグは4月6日と13日、女子のファイナルで久光製薬スプリングスと東レアローズが対戦する。
ファイナルでは、レギュラーラウンドとファイナルラウンドを勝ち抜いてきた2チームが、日本一を懸けて2回戦を戦う。2試合の結果が1勝1敗になった場合は、1セットを取った方が優勝のゴールデンセットに突入する。
昨季のV・プレミアリーグを制した久光製薬は今季も圧倒的な強さを見せ、レギュラーラウンドでウェスタンカンファレンス首位に輝き、次のステージのファイナル8も無敗で突破した優勝候補筆頭だ。
リオ五輪日本代表の石井優希や、銅メダリストのフォルケ・アキンラデウォらを中心に、攻守において完璧に近いパフォーマンスを見せる久光製薬は、昨年の全日本バレーボール選手権に続く今季2つ目のタイトル獲得を目指す。
対する東レアローズは、レギュラーラウンドでウェスタンカンファレンス4位。各カンファレンスの上位4チームずつで戦うファイナルステージにギリギリで進出したにも関わらず、大躍進を見せてファイナルまで漕ぎ着けた。
注目すべきは入団2年目の20歳エース・黒後愛。パワフルなスパイクを武器に得点源として攻撃の中心を担っているだけでなく、持ち前の明るさで元気印としてもチームを鼓舞し、東レの下剋上の原動力となった。
絶対王者の久光製薬か、アンダードッグの東レか。今季から体制を一新し再スタートした『V.LEAGUE』 で、初代女王に輝くのはどちらだろうか。