バドミントンのマレーシア・オープンが、クアラルンプールで4月2日から7日に行われる。先日の全英オープンで日本勢初の男子シングルス優勝を果たした桃田賢斗(NTT東日本)は、この大会でも日本男子初のシングルス優勝を果たすことができるか注目だ。
マレーシア・オープンは世界バドミントン連盟(BWF)が主催するBWFワールドツアーにおいて、6段階のうち上から3番目のランクとなる「スーパー750」に位置付けられている。
今大会に第1シードとしてエントリーしているのは、桃田賢斗(NTT東日本)と女子ダブルスの「フクヒロ」ペアこと福島由紀/廣田彩花ペア(ともにアメリカンベイブ)だ。桃田は今季すでにドイツ・オープンと全英オープンで優勝を果たしており、今大会でも日本人として初となる同大会男子シングルス優勝を目指す。
前々回大会優勝の「フクヒロ」ペアは、2大会ぶりの優勝を狙う。今季は1月に行われたマレーシア・マスターズで優勝を飾り、幸先のよいスタートを切ったが、ドイツ・オープンと全英オープンはともに準決勝で涙をのんだ。彼女たちに立ちはだかることになりそうなのが、前回チャンピオンにして第2シードの「タカマツ」ペアこと松友美佐紀/高橋礼華ペア(ともに日本ユニシス)だ。さらに、第3シードには松本麻佑/永原和可那ペア(北都銀行)もエントリーしており、日本勢によるし烈な優勝争いに期待したい。
男子ダブルスで前回大会覇者の嘉村健士/園田啓悟ペア(ともにトナミ運輸)は第3シードでエントリー。先日のドイツ・オープンでは今大会第4シードの遠藤大由/渡辺勇大ペア(ともに日本ユニシス)に敗れて準優勝となっただけに、今季初タイトルを狙いたいところだ。混合ダブルスでは渡辺勇大/東野有紗ペア(ともに日本ユニシス)が第3シードに入っている。
女子シングルスでは奥原希望(太陽ホールディングス)が第2シード、山口茜(再春館製薬所)が第4シードにエントリーしている。奥原はドイツ・オープンと全英オープンでともに準決勝敗退を喫しているだけに、何としてもタイトルが欲しいところだろう。
マレーシア・オープンは2日に開幕し、各種目1回戦が行われる。