1月21日から「BWFタイマスターズ2020」がタイ・バンコクで開催される。同大会は五輪出場につながる世界ランキング獲得ポイント係数は低いものの、今シーズン初優勝を狙う山口茜や高橋礼華・松本美佐紀の”タカマツ”ペアなど、東京オリンピック代表候補選手が出場する。ここでは、BWFタイマスターズの大会日程を紹介する。
BWF タイマスターズ2020:結果&関連ニュース
1月21日(火)1日目:男子ダブルス保木卓朗&小林優吾らが2回戦進出
1月22日(水)2日目:山口茜ら日本勢が2回戦に進出
1月23日(木)3日目:西本拳太、日本人対決を制して準々決勝進出
1月24日(金)4日目:西本拳太、山口茜、大堀彩がベスト4入り
1月25日(土)5日目:西本拳太、山口茜が決勝進出
BWF タイマスターズ2020:日程
- 1月21日(火):1日目
- 1月22日(水):2日目
- 1月23日(木):3日目
- 1月24日(金):準々決勝
- 1月25日(土):準決勝
- 1月26日(日):決勝
BWF タイマスターズとは?
2018年から世界バドミントン連盟(BWF)が認可する「BWFワールドツアー」のひとつで、シングルス(男子・女子)、ダブルス(男子・女子・混合)が行われる。
BWFツアーは、最上位からBWFツアーファイナルズ、スーパー1000、スーパー750、スーパー500、スーパー300とレベル順に分かれており、本大会「タイマスターズ」は最も下のクラスのスーパー300に属している。
1月20日時点で、TVおよびストリーミングによる試合中継の予定はない。
出場日本人選手
男子シングルス
- 西本拳太(トナミ運輸)
- 常山幹太(トナミ運輸)
- 渡邉航貴(日本ユニシス)
- 奈良岡功大(立浪岡高)
- 五十嵐優(日本ユニシス)
男子ダブルス
- 遠藤大由/渡辺勇大(日本ユニシス)
- 園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸)
- 保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)
- 古賀輝/齋藤太一(NTT東日本)
- 竹内義憲/松井圭一郎(日立情報通信エンジニアリング)
- 岡村洋輝(日本ユニシス)/小野寺雅之(早稲田大)
- 金子真大/久保田友之祐(トナミ運輸)
- 山下恭平(日本体育大)/緑川大輝(早稲田大)
女子シングルス
- 山口茜(再春館製薬所)
- 高橋沙也加(日本ユニシス)
- 大堀彩(トナミ運輸)
- 高橋明日香(ヨネックス)
- 水井ひらり(NTT東日本)
- 下田菜都美(広島ガス)
女子ダブルス
- 高橋礼華/松本美佐紀(日本ユニシス)
- 志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)
- 櫻本絢子/髙畑祐紀子(ヨネックス)
- 星千智/松田蒼(日本ユニシス)
- 篠谷菜留(日本ユニシス)/齋藤夏(ACT SAIKYO)
混合ダブルス
- 渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)
- 山下恭平(日本体育大)/篠谷菜留(日本ユニシス)
- 緑川大輝(早稲田大)/齋藤夏(ACT SAIKYO)
- 岡村洋輝/星千智(日本ユニシス)
注目日本人選手
山口茜
1997年6月6日生まれ、福井県出身。昨シーズン途中に腰を痛めて一時調子を落としたものの、徐々に調子を上げて全日本総合選手権とワールドツアーファイナルズで3位になった。また、年間獲得賞金でも24万9272ドル(約2740万円)を記録し、日本人女子ではトップに付けた。今シーズンはここまでマレーシアマスターズとインドネシアマスターズに出場するも、思うような成績を残せておらず、今大会での復調を目指す。
高橋礼華・松本美佐紀ペア
2007年夏より組み始め、2014年にはヨネックスオープンジャパンで女子ダブルスとして日本人初の優勝を決めた。2016年は全英オープン女子ダブルスで、1978年の徳田敦子・高田幹子ペア以来となる日本勢で38年ぶりの1位になった。同年のリオデジャネイロ五輪では、日本のバドミントン界史上初となるオリンピックでの金メダルを獲得した。東京オリンピック出場権獲得のために、今大会では優勝を狙う。
バドミントン・オリンピック出場関連情報
出場選手の選考は、BWFによる世界ランキングから算出されたポイントによって決まる。ただし、ひとつの国または、ひとつの地域から出場できる人数は各種目2名、2組までの上限がある。強豪国のひとつに数えられるようになった日本では、熾烈な出場権争いが行われている。なお、上記の出場枠以外にも「開催国枠」と「大陸代表枠」が存在し、ランキング上位でない選手が出場権を獲得する可能性もある。