今夏、レアル・マドリーに加わったばかりの久保建英だが、レンタルで他のクラブへ移籍する可能性が高まっているようだ。
スペイン『マルカ』によると、レアル・マドリーはパリ・サンジェルマンのFWネイマール獲得の向け動き出しているとのこと。パリ・サンジェルマンのナセル・アル・ケライフィ会長もネイマールの放出を容認しており、レアル・マドリーとの交渉合意を目指して動くことを認めているという。
ネイマールの移籍金は2億ユーロ(約240億円)とも報じられているが、レアル・マドリーはギャレス・ベイル、マリアーノ、ハメス・ロドリゲスなど余剰戦力を売却し、ネイマール買い取り資金を捻出する見通しにあるようだ。
また、ネイマールはまだEU圏内のパスポートを取得していない事情もあり、もし同選手がレアル・マドリー加入となると、久保建英にとってはトップ昇格のハードルがより高くなるものと見られる。
その一方で久保には元ブラジル代表のレジェンド、ロナウド氏が会長を務めるバジャドリーへの移籍話が取りざたされている。だがバジャドリーのセルヒオ・ゴンサレス監督は久保獲得のうわさについて、クラブの公式メディアを通して「現時点で久保はバジャドリーの選手ではないし、何も言うことができない。ここに久保が到着するまでは何かを言及できる立場ではないんだ」と公言。関心を示しながらも、具体的なことについては明言を避けている。
ロナウド会長が久保の才能を高く評価し、自クラブに呼び寄せようとしているとの報道もあるが、今季久保の主戦場はどのチームになるのだろうか。
ジネディーヌ・ジダン率いるレアル・マドリー、ラウール・ゴンサレスが監督を務めるレアル・マドリー・カスティージャ、ロナウド会長のバジャドリーと、“ガラクティコス”のどのレジェンドの下でプレーするのか。東京五輪を1年後に控え、久保の動きは移籍市場閉幕まで大きな注目ポイントとなりそうだ。