第64回全日本実業団対抗駅伝競走大会「ニューイヤー駅伝inぐんま」が1月1日に開催され、旭化成が4連覇、25度目の優勝を果たした。旭化成は5区~7区で区間賞を獲得。後半に強さを見せた。2位は、服部勇馬が5区を走ったトヨタ自動車。3位は設楽悠太を擁するHondaとなった。
1区は大隅裕介(JR東日本)が、2位・茂木圭次郎(旭化成)、3位・小山直城(Honda)を抑え、最初に第1中継所・高崎市役所でたすきリレーを行う。藤本拓(トヨタ自動車)は途中、先頭に立ったものの6位で第2走者にたすきを託した。また、前大会2位のMHPSは、トップと1分25秒差の32番手と出遅れる。
8.3キロの2区は唯一、唯一外国籍ランナーの起用が認められている区間となっている。第2中継所へ最初に到達したのは、旭化成のアブラハム・キャプシス・キプヤティチ(ケニア)。2位は小森コーポレーション、3位にヤクルトが続く。なお2区の区間賞は、4位でたすきをつないだ九電工のベナード・コエチ(ケニア)だった。第3中継所は旭化成、カネボウ、トヨタ自動車、ヤクルト、マツダの順にたすきリレー。6位には初出場のGMOインターネットグループが付ける展開となる。
そして有力ランナーが集う最長22.4キロ“花の4区”に突入。ここでトップに立ったのはトヨタ自動車。大石港与が区間4位の力走を見せた。2位は旭化成、3位はヤクルトとなる。4位にはHondaが浮上。設楽悠太が区間3位の走りを見せた。なお4区の区間賞は井上大仁(MHPS)。区間新記録と17人抜きを達成し、8位でたすきをつないだ。
5区は、東京五輪マラソン出場が内定している服部勇馬(トヨタ自動車)が登場。1位でたすきをつなぐ。しかし、その5秒後には、村山謙太(旭化成)がたすきリレー。その村山が区間賞を獲得した。すると6区では、ニューイヤー駅伝初出場の小野知大(旭化成)が区間新記録の力走を見せ、トップを奪い返す。
旭化成は最終7区も、鎧坂哲哉が区間新記録の走りを見せて優勝。記録は4時間46分07秒だった。2位はトヨタ自動車で4時間48分36秒。3位はHonda、4位はJR東日本。初出場のGMOインターネットグループは5位だった。
最終結果は以下の通り。
- 旭化成 4:46:07
- トヨタ自動車 4:48:36
- Honda 4:49:30
- JR東日本 4:50:40
- GMOインターネットグループ 4:50:46
- 愛三工業 4:51:32
- ヤクルト 4:51:33
- コニカミノルタ 4:51:36
- カネボウ 4:51:37
- マツダ 4:51:39
- 安川電機 4:51:40
- トヨタ自動車九州 4:52:47
- トヨタ紡織 4:52:50
- 中電工 4:53:21
- 大阪ガス 4:53:22
- 住友電工 4:53:31
- MHPS 4:53:41
- SUBARU 4:53:41
- 中国電力 4:53:43
- 小森コーポレーション 4:54:13
- 日立物流 4:54:30
- SGホールディングスグループ 4:54:33
- 黒崎播磨 4:54:35
- NTT西日本 4:55:12
- 九電工 4:55:13
- トーエネック 4:55:25
- 西 鉄 4:56:01
- JFEスチール 4:56:36
- 愛知製鋼 4:56:53
- 警視庁 4:58:31
- 中央発條 4:58:46
- YKK 4:58:49
- NTN 4:58:54
- プレス工業 4:59:25
- コモディイイダ 5:00:47
- セキノ興産 5:02:27
- ひらまつ病院 5:07:50
■コース:群馬県庁~群馬県庁(7区間100キロ)
- 第1区 群馬県庁→高崎市役所 12.3キロ
- 第2区 高崎市役所→前橋市公田町 8.3キロ
- 第3区 前橋市公田町→伊勢崎市役所 13.6キロ
- 第4区 伊勢崎市役所→太田市役所 22.4キロ
- 第5区 太田市役所→桐生市役所 15.8キロ
- 第6区 桐生市役所→伊勢崎市西久保町 12.1キロ
- 第7区 伊勢崎市西久保町→群馬県庁 15.5キロ