トライアスロン日本選手権、女子は高橋侑子、男子は北条巧が連覇

1 執筆者 小川秀彦
2連覇を果たした高橋侑子。2020年に向けて弾みをつけた (写真は2018年アジア大会時)

トライアスロン日本選手権が、Tokyo2020(東京オリンピック)と同じ会場である東京・お台場海浜公園で開催され、女子エリートでは高橋侑子が、男子エリートは北条巧が連覇を果たした。

前年度覇者の高橋は、スイム、バイク、ランすべてでトップ集団をキープ、最後は追いすがる岸本新菜から逃げ切っての連覇を決めた。

男子は昨年初優勝の北条巧が古谷純平とのデッドヒートを制し、2連覇を達成。古谷は課題だったランでのわずか3秒差で敗れた。

本大会は東京五輪開催時と同じお台場海浜公園で行われたが、現時点で代表選考には大きな影響は与えない。

五輪トライアスロン競技は、男女2枠と混合リレーの開催国枠を確保しており、3つの代表選考対象大会で3位以内の日本人最上位を代表に内定する。それに満たない場合、出場国数以内の順位に入った者に対し段階的に評価するとしている。対象大会は、7月のITU世界シリーズ・ハンブルク大会と、8月の公式予選会「オリンピッククオリフィケーションイベント(QQE)」を終えた。

現在日本勢個人は女子世界ランキング20位の高橋(ハンブルク大会15位)以外は、いずれの大会でも規定順位に入れておらず、来年3月の世界シリーズ・アブダビ大会での結果を待つことになる。

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